Homelandシーズン4#1「誤算」 | Saphiraの海外ドラマ中毒

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ホームランドS4の先行プレミア放送を観ました。

 ネタバレありご注意ください。

 

本ドラマの中核だったニコラス・ブロディがシーズン3で死に
まったく新しいストーリーが始まったとも言えるシーズン4初回でした。

キャリーは今、CIAのアフガニスタン、カブール支局長となっている。
シーズン3ラストではイスタンブールへ異動が決まってたから、
その後、より現場に近いところで働きたいという本人の希望もあって
今の勤務地に移ったようですね。

キャリーはカブールの支局で、長い暗殺リストに載るテロリストたちを
次々と消していく任務に就いている。
今回の標的は、イスラマバード支局長サンディが極秘の内通者から得た
情報――暗殺リストの4番目に位置するハッカニの現在位置だ。

急すぎるという懸念もありながら、キャリーはハッカニのいる建物への
爆撃を許可。作戦は成功する。

ところが~
その建物では結婚式が行われていて、ハッカニを含む40人の民間人が
犠牲になったという地元ニュースが流れる。

はたしてそれは事実なのか?
サンディは、どうせいつものニセ情報だ、
民間人だとしてもテロリストと同じ場所にいるほうが悪い、と取り合わない。

そのころ、爆撃を生き延びたアヤーンという若者は、
ずらりと並べられた死体のなかに母親の遺骸を見つける。
アヤーンはイスラマバードの医大に通う学生。
この惨劇を忘れてしまいたいと思うが、その意に反し、ルームメートのラヒムが
結婚パーティと爆撃の動画を、勝手に動画サイトにアップしてしまう。
動画はあっという間に数十万人に閲覧される。
パキスタンのタリバンはハッカニを殉教者と称え
結婚式を狙った攻撃に対し、
報復は空前の規模になるとメディアを通して発表する。
アメリカ大使館には大勢の暴徒が押し寄せる。

変わってアメリカはニューヨーク。
ソールはCIAを辞め、いまは民間会社に勤めているが、
現在の仕事にも妻とのNY暮らしにも違和感を覚えている。

また、クインは現在、イスラマバード支局でサンディの下で働いている。
イスラマバードへやってくるキャリーを、クインは空港で出迎える。
そこで目にしたTV画面には、今回の空爆の責任者として
サンディの顔が大きく映し出されていた。
サンディの身が危ない、とクインはすぐに本人に連絡。

内通者から連絡を受けて会いに行っていたサンディは、
内通者の部屋のカギが合わず、様子がおかしいことに気づく。
クインから顔がメディアに流れたとの電話を受け、合流場所を決めて
車に乗り込むが――。
サンディの顔を見とめた100人以上の民衆に囲まれ、
三人の乗る車は動けなくなる。
たちまち窓が割られ、サンディは外に引きずり出され、民衆のリンチに。
キャリーは「助けなくては!」と叫ぶが、クインは「もう無理だ」と
拳銃を撃ち放ちながら車を出して惨状から逃げる。

アメリカ大使館に辿り着くと、キャリーは車から降りるなり、
サンディを助けられたはずだ、大使に言い訳をしなきゃならない、といって
クインを責める。
クインは「そんなことを言うあんたのほうが、どうかしてる」と言い返す。
――――――
新しいキャストのサンディ、なかなか渋くていいと思ったら、
あっという間の退場でした

ブロディとの間に授かった子は、お姉さんのマギーのもとで育てられてるようですね。
赤ん坊の年からいって、今回の話はシーズン3から1年以上は経っているのかな。

 アメリカがテロリスト暗殺と称して、40人もの無実の人たちを
誤爆してしまったというところから始まる本シーズン。
作戦室でコンピュータモニターとドローン(無人機)から送られてくる映像だけを見て
簡単に空爆が完了してしまう。
「作戦成功!やった~!」と手をたたきあうシーンはよく見かけるけど、
コンピューターゲームのように簡単に爆弾を落としたその下では
尊い命が無惨にも失われているんですよね。
その罪とどう向き合っていくかという部分をあえて描くあたり、
Homelandは地味だけど血の通ったドラマなんですよね~。

シーズン4は本国放映から1か月たらずでの放送。
鮮度の高いドラマが次々と送られてくるのは、
うれしい限りですね~。
シーズン4も目が離せなくなりそうですよ。


 


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