めずらしく見たい洋画がつづいていて、
それがその第一弾でした。
ネタバレも含むので気をつけてください。
1950年代半ばのアメリカ、レボリューショナリー通りで
2人の子供と暮らす夫婦は、
誰もが憧れる理想の夫婦。
だけど見た目とはちがって、二人は日々の生活に
絶望的なむなしさを感じていた。
う~ん
予想とはちょっと違ったなあ……。
苦しい映画でした。
この夫婦、
ステキな一軒家をもち、子供にもめぐまれ、友だちもいて、
ちゃんとした仕事も(本人は退屈というけど)ある
わたしには恵まれた家庭にしか見えないんです。
激しく言い争いをする場面で、
なにが不足で、不満で、ストレスを感じているのか、
鬱憤をぶつけあうんだけど、それが実感として伝わってこない。
「自分たちには他人とは違うすごい未来が待っている」のに、
夫はオフィス用品を扱う退屈な会社で働き、
妻は女優になる夢をもっていたのに、現実は平凡な家庭の主婦……
これのどこが不満なの? とどうしても思っちゃう。
まあ、平凡で終わりたくない、自分たちにはもっと何かができるって
思うのは、悪いことじゃないけど、それで家庭が破綻したら元も子もない。
わたしは、この奥さん、結婚すべきじゃなかったと思います。
きっと誰と結婚しても、同じ結末になった気が……
ちょっと冷たすぎる感想でしょうか。
とはいえ、ケート・ウィンスレット(役柄はあまり好きじゃないけど)の
鬼気迫る演技はさすがにスゴかった。
監督のサム・メンデスは彼女の夫だそうです。
ディカプリオも頑張ってましたよ。
幼いのか、とっつぁんなのか、よくわからないルックスだけど、
演技は良かったと思う。
精神に異常をきたしてるジョンというもと数学者の演技が目を引きました
ストーリーに好き嫌いはあっても、彼らの演技を見るという意味では
見る価値があると思いますよ