テレビに出ずっぱりのジャーナリストの皆さんにとって、ワシントン支局勤務という肩書きは、東大卒にもまさる勲章であることは疑う余地がありません。
この場合、赴任していた期間の長短は関係ありません。
たとえ、ホームシックなどで短期間の駐在であっても、ワシントン支局勤務という肩書きが消えることはありません。
あの悪夢の3年3か月の民主党政権時代、この時とばかり152名もの元○○大臣という肩書きを乱発したことを思い出します。
そもそも、ジャーナリストといっても、政治から戦場までありとあらゆる分野があり、また資格試験があるわけでもありません。
もちろん、最低限の英語すら話せるかどうかは、知る由もありません。
ですから、あくまでも自称、もしくはテレビ局における私的な呼称なのです。
そこで今日は、一般的なジャーナリストというお仕事について、ネットでいろいろと調べてみました。
あるサイトには「ジャーナリストとはテレビや新聞や雑誌などへ報道用の記事や素材を提供する人たちまたは職業のこと」と書いてありました。
そして「ジャーナリストとは」というタイトルにて、ありとあらゆる諸説が入り乱れていました。
・ジャーナリストとは、悪魔に貢物を貢ぐ人たち
・ジャーナリストは、事実をつかんだあと、思うがままに曲解する癖あり
・ジャーナリストは、良い知らせをつねに遅れて提供し、悪い知らせをいち早く報じる癖もあり
・ジャーナリストとは、真実でないとみずから心得ている事柄でも平気で語り、しかも、それをしゃべりつづけているうちに、真実になるかもしれないと願う人たち
・ジャーナリストは、公平な批評家であるよりも、むしろ党派的意見の代表者のつもり
ジャーナリズムも含めて、関連する格言がいっぱい登場します。
・ジャーナリズムは、しばしば現実の文化に巧まれた一種の戯画
・ニュースのないのはよいニュース
・三つの敵意ある新聞は千の銃剣よりも怖ろしい
・今日の新聞・雑誌は嘘の巣窟、読者の十中八九までが嘘にまるめこまれる可能性あり
・支配する側とされる側、抑圧する側とされる側、搾取する側とされる側、そのどちらを選ぶ記者になるかが問題
・文学とジャーナリズムとの親近関係は、見かけだけのもので、前者は芸術で永遠をめざすものであるが、後者は時代の動きの中にある単なる営業行為
なにやら、かなり超難解なお仕事のようですね。