腫瘍
9月の主な出来事。
10日の朝、我が家の13歳の犬の首がボコッと膨らんでいるのを発見し、かかりつけの動物病院へ連れて行きました。
真っ先に思い浮かんだのは、「腫瘍」 という2文字です。
まったく予期しないことだったので、内心、取り乱しながら動物病院へ急ぎました。
まさかガンではないか?
もしそうであるなら、自分は否応なくそれを受け入れなければならない。
どこか冷静にそんな覚悟を始めていました。
そして、動物病院に到着しました。
診察していただいたところ、 結果から書けば、
「腫瘍ではない」 ということでした。
「何らかの傷ができ、バイ菌が入って膿んでいる」
という診察結果でした。
それを聞いて、
「……最悪の状態じゃないのは間違いないな。ちょっと膿んだだけ?ガンなんかに比べたら軽い症状、そう思っていいんだよな……」
診断の様子をうかがいながら、頭の中でグルグルとそんなことを考えていました。
その時になって、初めて心に余裕ができたように思います。
その後、抗生剤を受け取り、帰宅。
翌日、その膿んだ箇所が 「爆発」 したように血を吐き、首のあたりが血まみれに。
それからは診断時に教えていただいた通りに、傷は塞がり、現在はほとんど完治しつつあります。
今回のことで痛感したのは、健康についてもっと敏感にならなければならないという当たり前のことです。
仮に腫瘍だったとして、それに気付かなかったら?
今回は、日常的にさすることの多い首だったので発見できたのですが、箇所によっては例えば 「骨の出っ張り」 と勘違いしたり、気付かないこともありえます。
犬の場合、毛で覆われているのでさらに肌の変化に気付きにくいかもしれません。
健康第一なのは人間にとっても同じですが、
ペットの場合は特別で 「飼い主として後悔したくない」 というある種、自分本位な感情もあると思うんです。
ほとんどの場合、ペットの異常に気付けるのは飼い主だけですし、すべては飼い主次第。
自分のせいで治るはずの病気を手遅れにしてしまったら、自分の精神も傷つけることになる……。
今一度、健康について考える機会をもらった出来事でした。
画像は時間にそって撮影したものです。
発見の翌日 → 出血 (なるべく刺激をおさえた画像) → 完治寸前。