白い春 Part.1 感想・あらすじ編
> 「これを載せよう」という記事があって、
>ひとたび書いたものの「来週でもいいか」「終わってからでもいいか」と渋っていたら時間が経ってしまいました。
>ドラマの話なんですけど、この次に載せます。
それがこのドラマです。
「白い春 (しろいはる) 」 。
▼ 白い春の公式サイト
こちらは4月14日から6月23日まで放送されていたフジテレビ系ドラマで、制作は関西テレビ/MMJの「火曜10時ドラマ」です。全11話。
主演は阿部寛さん、制作陣は 「結婚できない男」 「アットホーム・ダッド」 といった名作を手がけた方々とあって期待度最高値のドラマでした。(両方とも阿部さんが主演)
ちなみに関西テレビ制作の「火曜10時ドラマ」は現在、再放送中の 「僕の生きる道」 シリーズや昨年の 「あしたの、喜多善男~世界一不運な男の、奇跡の11日間~」 、 「結婚~」 「アット~」 など好きな作品が多い枠です。
否応なく期待が高まりますね。
ただ、主人公の設定がダークで、なんと 「殺人罪で服役していた前科者」。
事情はあれども、殺人はゆるされたものではありません。
コメディとは程遠いシリアスな雰囲気を予想していました。
が、番組宣伝のスポット (※) を見て敬遠ぎみになることもないか、となりました。
(※)
さちを演じる大橋のぞみちゃんが、息を吹き込んで「ピュー」と音を立てて伸び縮みする玩具を阿部さんの顔に近づけるもの。
阿部さんがそれをつかもうとするが、のぞみちゃんがタイミングよく縮めてしまい、阿部さんはスカされた感じになる。とてもユーモアがある。……説明わかりにくい (笑)
そして今週の火曜日、最終回の視聴を終えたところ……、非常に良いドラマでした。
尾崎将也さんの脚本は主張しすぎないユーモアと感動があって素晴らしいです。
第1話に関してだけ書くと、好きなシーンは春男 (阿部寛) がマンガ喫茶でインターネット検索を栞 (吉高由里子) に頼む一連のシーン。
コワモテで横柄な態度をとっていた春男が、急にかしこまって 「どうも、ありがとう」 とお礼を言うんです。
根っから悪い人間ではないなと思える……、どんなセリフよりも性格が一瞬で見える、それまでとのギャップが面白いシーンです。
(もちろん殺人は赦されないです)
そして、様々な感動のシーンがありまして、(省略しすぎですいません)
最終回の31分過ぎにはちょっとした幽霊騒動などもあったそうですが……。
個人的にはウッカリさん?ちょっと撮ってみます。
▼ 31:12のシーン
最後はそういうのも含めていろいろありましたね (笑)
ここで白い春の主なスタッフetcです。
制作 / 関西テレビ
、MMJ
プロデューサー / 安藤和久、吉條英希、東城祐司、伊藤達哉
脚本 / 尾崎将也
演出 / 三宅喜重 (第1話、第2話、第5話、第8話) 、小松隆志 (第3話、第6話、第9話) 、植田尚 (第4話、第7話、第10話)
音楽 / 仲西匡
主題歌 / 阪井あゆみ
「横顔」
出演者数 / 88名
以後の紹介内容は 「簡単すぎるあらすじ」 と 「全出演者」 です。
出演者の方でロケ現場や共演者の方についてふれていらっしゃる方がおられるので、リンクを貼っておきます。
特に高村佳奈子役の白石美帆さん
、視聴者だけがわかる例のグッズなども紹介されています!
ありきたりな表現ですが、ドラマを2倍楽しめますよ (*^_^*)
第1話 「運命の出会い」
殺人の罪を犯して9年間、服役していた元ヤクザの春男 (阿部寛) は出所早々、さち (大橋のぞみ) という少女と出会う。
そんな中、恋人だった真理子 (紺野まひる) がすでに病気で死んでいることがわかり、春男はショックを受ける。
春男は重病におかされた真理子の治療費800万円を工面するために殺人依頼を引き受けたのだった……。
第2話 「少女の約束」
9年前、恋人・真理子 (紺野まひる) の治療費800万円を稼ぐために殺人の依頼を引き受けた春男 (阿部寛) 。
しかし、報酬の800万円は行方不明になり、真理子は約8年前、病院で死亡していた。
かつての親友・安岡 (デビット伊東) から800万円がパン屋の村上 (遠藤憲一) に渡っているはずだと聞いた春男は……。
第3話 「少女と母の秘密」
パン屋の村上 (遠藤憲一) が800万円を盗んだ疑惑は誤解だったと判明。
春男 (阿部寛) は村上から 「もう2度とうちに関わらないでくれ」 と告げられる。
そんな中、村上のひとり娘・さち (大橋のぞみ) に慕われるようになった春男は、さちが持っていた亡き母親の写真を見て衝撃を受ける。
さちの母親はかつての春男の恋人・真理子 (紺野まひる) だったのだ……。
第4話 「本当の父親」
春男 (阿部寛) は出所直後に知り合った栞 (吉高由里子) 、勇樹 (遠藤雄弥) とその日暮らしの共同生活を送っていた。
そんな中、春男は栞から真理子 (紺野まひる) の墓の場所を知らされ、その墓地へ向かう。
真理子の妹・佳奈子 (白石美帆) は、突然、墓地付近にひょっこり現れた春男を見てギョッとする。
しかし、春男が涙を流しながら真理子の墓を拭いている姿を見た佳奈子は、村上 (遠藤憲一) に 「悪い人ではないかもしれない」 と話す。
第5話 「俺には娘がいた」
さち (大橋のぞみ) の両親が村上 (遠藤憲一) と真理子 (紺野まひる) だと思い込んでいた春男 (阿部寛) 。
しかし、一枚の写真からさちの父親は自分だと確信する。
事情を知っていた 「育ての父親」 である村上から 「人を殺した手でさちに触るな」 と言われた春男は……。
第6話 「運命の絆 第二章」
村上 (遠藤憲一) はさち (大橋のぞみ) のスケッチブックに描かれた春男 (阿部寛) を見て、さちが無意識に春男に父親の姿を重ねているのではないかと焦り出す。
一方、春男はせめて真面目な人間になろうと職探しに意欲的になる。
ハローワークで村上のパン屋 「むらかみベーカリー」 の求人募集を偶然発見した春男は……。
第7話 「名乗れない痛み」
村上 (遠藤憲一) のパン屋で働きはじめた春男 (阿部寛) 。
大好きな春男がそばにいるとあって、さち (大橋のぞみ) はご機嫌になり、春男もさちの悩みを察知して村上にそれとなくアドバイスを差し出す。
そんな日々に充実感を感じる春男。村上や佳奈子 (白石美帆) も春男への態度を軟化させていくが……。
第8話 「二人のお父さん」
春男 (阿部寛) は村上 (遠藤憲一) とビールを飲み交わし、さち (大橋のぞみ) の父親であることは秘密にすると話す。
一方、街頭でワッフルを売り始めた栞 (吉高由里子) と勇樹 (遠藤雄弥) はヤクザに絡まれ、数日後までに10万円を払えと恐喝される。
栞は春男を悪い連中と関わらせてはいけないと思い、そのトラブルを内緒にしておこうとする。が、その矢先、栞がヤクザに拉致されてしまい……。
第9話 「娘を襲った悲劇」
春男 (阿部寛) はプライドを捨ててヤクザの柿本 (津田寛治) に土下座をし、拉致された栞 (吉高由里子) を助け出す。
そんな中、さち (大橋のぞみ) が病気に倒れ、200万円の手術費用が必要となる。春男は費用を稼ぐために一生懸命に仕事に励む。
村上 (遠藤憲一) や佳奈子 (白石美帆) とともにさちを勇気づける春男。やがて、さちの手術の日が訪れるが……。
第10話 「娘を救ってくれ」
さち (大橋のぞみ) の手術は無事に成功し、春男 (阿部寛) は村上 (遠藤憲一) と静かに喜びあう。
一方、栞 (吉高由里子) の行方知れずの父・真一 (佐戸井けん太) の居場所が判明。栞は真一が経営する 「西田写真館」 を訪ねる。
しかし、栞を見ても実の娘だと気付かない真一。付き添った春男は2人の関係と自分とさちの関係を重ねて複雑な心境になる……。
数日後、さちが退院し、パーティーが開かれることに。そんな日々の中で、春男はパン屋を去ることを決意する。
第11話 「本当のお父さん」
殺人の報酬800万円を盗んだ人物が安岡 (デビット伊東) だと判明。
激怒した春男 (阿部寛) は二度と顔を見せるなと言って安岡に絶交を告げる。
一方、さち (大橋のぞみ) はパン屋を去っていく春男のことを思い、一枚の絵を描く。
春男と村上 (遠藤憲一) との間にようやく友情が芽生えはじめた矢先の送別会当日、
9年前、春男に殺された山倉組長の息子・和也 (波岡一喜) がパン屋に現れ、春男がナイフで刺されてしまう……。
Part.2 出演者編につづく。