昨日、こんな記事を書いたのですが
書きながら思い出したことが
ありました。
以前、訪問介護の仕事を
しているとき、19歳の若い
女性のケアに入ったことがあります。
介護の仕事、と言っても高齢者
ばかりということはなく、
精神疾患の方のケアや、障がい
者の方のケアもあるので
年齢に関係なく、介護の仕事は
あります。
19歳の若い彼女、Aさんとします。
Aさんの疾患は「拒食症」で
一緒にごはんを作って食べて
もらうという趣旨のケアでした。
とはいってもAさんは
「私はヨーグルトしか食べません」と言い張り、
何か作ろうとしても
「私はヨーグルトしか食べません」としか返してこないんです。
冷蔵庫にはダノンだけ、です。
拒食症なので、体のラインは
細く、がりがりなのですが
まだ痩せたいみたいで、自分
の体重を死ぬほど気にして
いました。
「もう十分細いかと思うけど、
なんでそんなに痩せたいの~?」
と聞くと「まだまだです。
もっと痩せますよ~!!
私やります!」
と、謎のポジティブな返しを
してくるのです。
こういうとき、すごく思うのです。
Aさんに必要なケアは
「一緒にご飯を作って食べること」ではない、と。
そもそもなぜAさんは拒食症に
なってしまったのでしょうか。
そこには、そうなってしまった
背景があるのです。
19歳のAさんは、16歳くらい でご両親から家を追い出され、
一人で暮らしていたようなんです。
拒食で入院し、ある程度回復して
病院から出て、生活保護を受け
ながら、社会復帰を目指す、と
いうような意図で、ヘルパーが
派遣されていたのだと思います。
でも、そもそもなんで?の
ところが抜け落ちると、必要な
ケアなんてできないわけです。
拒食症になったきっかけは
ダイエットだったかもしれない。
でも、ご両親から追い出された、
という経験は
「私は愛されていない」
「私はいらないんだ」という
想いを生み出してしまったの
かもしれない。
その思いが「適切に食べる」
ということができなくなって
しまったのかもしれないし、
そもそも子どものときから
「お母さんの味」を知らないで
育ってきたのかもしれない。
過食、拒食は愛情の不足から
きていることが多いのですが
過剰に食べる、も
過剰に食べない、も
自分をいじめる行為である
わけです。
Aさんの場合は、太ってる(自分は
そう思ってる)自分を否定し
「食べない」ということで、
痩せていく自分を肯定している
のですね。
痩せている自分なら生きていて
いい、と。
でも実は、本当は
「私を消したい」
という前提のほうに向かった
行動をしていて、
最終的には、死んでもいいや
というような声に引きずられ
てそれを選んでしまっている
ので、
がりがりの骨と皮だけに
なっても
「まだまだ痩せますよ~~!!」
「私は目標達成しますよ~!」
みたいな、謎のポジティブ発言
をしながら、「私を消したい」
というある意味「夢」の実現
に向かって日々努力している、
ということになります。
今、彼女は何をしているかな。
元気だったらいいな。
私自身ダイエットを教える立場
になって、たまにこの彼女の
ことを思い出すのです。
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