「この辛さは誰にも分からな
い。みんなリウマチになって
みればいいのよ」
もう17,8年前のことになるけど
私は介護の仕事をしていたことがあります。
これは、そのとき訪問していた
利用者さんが言っていた言葉です。
仮にAさんとします。
Aさんは、訪問すると、いつも
いつもネガティブワールド全開
で自分の病の苦しさを「みんなリウマチになれ!」のような言い方で訴えてきたり、他のヘルパーさんやケアマネさんの悪口をず~~っという方でした。
Aさんにやめさせられたヘルパーは数知れず。ケアマネも何人もやめさせてしまう方でした。
なかなか介護者が定着せず
人が入れ替わり立ち替わり
している人でしたが、なぜか私
はその方に気に入られていたのか
やめさせられることなく(その時はやめさせられたかった笑)
私がその職場を退職するまで
数年間、通うことになりました。
冒頭の話に戻りますが
「私の辛さは誰にも分からない」
「みんなリウマチになればいい」
というこの言葉に対して
どんな声かけをしたらいいのか、は正しい答えはないのですが
その時、私は
「私がリウマチになったら、Aさんのところには来れなくなりますね」と答えたと記憶しています。
病気のお持ちの方は、その辛さゆえに、お世話をしてくれる方にきつい言葉を言ってしまうこともあるとは思います。
辛さを分かってもらえない、って本当に苦しいでしょうね。
でも、自分の感じている辛さを同じように相手に感じさせることはできないし、そこを相手に求めても、お互いに何のメリットもないのですよね。
でも、相手の方の辛さを、その方が抱えているのと同じように感じることはできないのですが「そうなんですね、辛いんですね」と言ってあげることはできるのです。
もう、十数年前の出来事なのですが「相手に寄り添うということはどういうことなのか」ということを、深く考えさせてくださった貴重な利用者様だったな~と、今でもよく思い出すかたです。
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