数年前の話になりますが
以前、介護の仕事をしていたことがあります。
たくさんの方と関わる中で
感じたことがあるんです。
これは、
私が勝手にそうなんじゃないかと思っていることなので
本当にそうなのかどうかは分かりません。
なので、あってるかどうかは分からないけど
今日は、そんなことを書いてみますね。
まだ30代の女性で重度障がい者のかたのうちに
5年近く通っていました。
麻痺があるので
最初は何を言ってるのか分からなかったけど
さすがに長く行ってるのでそのうち言いたいことが
分かるようになります。
すごく素直なかたで元気に動いてた時は
お友達もたくさんいて、お母さんにもいつも気を使って優しくて
いつもいい子だったんだろうな～って思う方でした。
お母さんも「子どものころから愚痴を聞いてもらってた」って
よくおっしゃってました。
きっと、過去生でも「すごくいい人」だったんだろうなって、
そんなかんじの方でした。
そんな頼れるいい子が
大けがして突然重度の障がいを抱えることになった。
車いす生活です。
よく、「こんなにいい人がなんで？」って
思うような方、いますよね。
神がいるのなら、なんでこんないい人が
こんな目にあうのか、みたいな。
でも、いい人のほうが短命で
悪い人のほうが長生きしたりもしますしね。
だからいい人過ぎて
たくさんの人を助けてる人は
どこかで、「自分が助けられる側」を
体験することになるのかもなって。
もし、過去生から、
人を助け、人に幸せになってもらいたいって
思いながら生きてきた人だったとしたら
人に助けられる体験をすることで
過去に助けた人たちから、今度は助けてもらえる体験をし、
それでも生きていていいんだってことを知るのではないかって。
迷惑にならないように、ではなく
迷惑をかけてもいい。を知る。
あるいは、過去に助けた人たちに
そのお返しをするチャンスを与えてくれているのかも
しれませんね。
そうやって、たくさんの体験を魂に刻むという作業を
私たちはしているんじゃないかって
そんなふうに感じるのです。
助ける側、助けられる側、
どちらも体験する。
これで1セット。
だとしたら、
助けられる側のときも
「申し訳ない」とか「迷惑かけちゃいけない」とか
変な罪悪感を持たずに
堂々と世話になってもいい。
そんなふうに思えたら
今、ご病気を抱えている方も、
人に世話になるのが心苦しいって思っている方も
もっと気が楽に生きていてるんじゃないかって思います。
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