何でもやってあげることが
「本当の優しさ」ではない。
このまえ、伴走コース6期のみなさんとも
そんな話になったのだけど
なんでもやってあげちゃうのは
優しさじゃないよねって。
私は、特養や訪問介護の仕事をしてた時期があるのですが
何でも手厚くやってあげちゃうヘルパーさんもいてね、
そのかたはご利用者様からはもちろん
「いい人だ!」って気に入られててね、
次に入ったヘルパーは「あの人はやってくれたのに
あんたは意地悪だ」とか言われたりしてね、
もうやらざるを得なくなってしまうこともある。
もちろん、できないことを無理してやることはなくて
そこは人の手を借りて生活出来るなら
そうするべきと思ってます。
けど
自分でできることを、やってくれるならやってよ、
としていくことで
できることができなくなっていくのですよ。
ヘルパーさんは良かれと思ってやってます。
喜んでもらいたくてやってます。
でも、それが
自分でできていたこともやらなくなり
結果としては、できなくなっていく。
そういう現場をたくさん見てきました。
歩けてた人が、歩けなくなり
寝たきりになっていくのも
たくさん見てきました。
喜んでもらいたくてやった行為が
人助けのつもりでやった行為が
そのかたの力を奪っていることも
あるのです。
一時的な優しさが
結果として、奪う行為になっているとは
気づかないこともあるかもしれませんね。
子育てでもそう。
何でもママがやってあげちゃうと
お子さん、「やって~~」って言って
自分でやらなくなっちゃうしね。
まずは、今、できることをしっかり見て
出来ることは伸ばしていく。
その方の持ってる力を信頼して
任せてみる。
セラピーでも
それは大切なこと。
あなたならできる。
そんな未来を信頼する。
未来の不安を
自己信頼に変えていく
そんなセラピーを
提供していきたいといつも思っています。
たぶん、「優しくされたい」と思っているかたには
向かないセラピーです(笑)
でも、受けてくださる方が最大限の力を発揮できるように
とびきりの優しさをお届けします。
これはなんていう花なんだろ~~