先日、このブログで被災地に子供服を送ろう、
という記事を載せましたら、
皆様から暖かいご支援の品が届きました。
それをまとめて宮城に送らせていただいたのですが
宮城よりお手紙を頂戴しましたのでお知らせします。
支援のご協力いただいた方の中で
直接、お送り下さった方には
たぶん、おなじお手紙が届いているかもしれません。
以下、頂いたお手紙のご紹介です。
３枚にわたるお手紙なので全文を載せられないので
少しだけ短くさせていただいております。
ご支援下さった皆様へ
３月１１日の大震災から、早一ヶ月が過ぎました。
私の住む名取市も人口７万の内、１万人以上が津波で家を失い、
死者、行方不明者が２千人は超えるだろうと言われています。
大地震に大津波にそして原発・・・。
この一ヶ月を振り返ると短くもあり長くもありの複雑な気持ちが交錯します。
地震後すぐにインフラが破壊され、ガソリン、灯油もなく
食料も手に入らないという日々が続きました。
電気が復旧するまでは車のテレビとラジオを頼りに、
何が起きたのかを必死に探ろうとしていました。
余震も激しく、頼りはただ家族と周りの人との繋がりだけでした。
最初の一週間が一番大変でした。
起きたことの全容が分からないのです。
私の家はあらゆるものが倒れ、大切な家具や食器も壊れました。
地震の被害は甚大と悲嘆している時に聴こえてきたのは
海岸沿いの想像を絶する被害でした。
現在、海水に浸かった為、田畑は交錯ができず、
空港や湾岸近郊の会社は立ち行かず
非正社員は勿論、正社員の解雇も始まるという
新たな問題も発生してきました。
被災した地域は漁業や農業、そして近郊でサラリーマン、
パートをして働く人々のごく平凡な田舎でした。
それが一瞬にして日常を奪われたのです。
殆んどの方が着の身着のままです。
お財布も持つ暇もなく走った方が大半です。
始めの３日間はどんなに大金持ちであっても
人の助けなくしては生きられないほどの過酷さでした。
私は避難所の中学校で、
空港ターミナルから救助されて移動して来た知人と３日ぶりに再会しました。
「皆、死んだのよ」それが彼女の最初の言葉でした。
この言葉から始まって、今日までの私のボランティアがあります。
集まった善意の品を「必要な方に、欲しいと思って下さる方にお渡しする」
心がけたのは大雑把なお届けはしないということでした。
できるだけ好みや要望をお聞きし、分け隔てなく
どなたにも自由に選んでいただく機会を増やすよう努力しました。
避難場所に入っている被災者の方にも、周囲のお世話ができる方には
どんどん手伝ってもらいました。
皆様からの善意の品、どれひとつも無駄にすることのない様、
最後まで渡せるように心がけたつもりです。
大変でしたね、大丈夫ですか、役立てて下さい、
怖かったですね、頑張ってくださいね、etc・・
箱を開けたらいっぱいそんな声が聞こえてくるようでした。
ここは額に汗して働く人たちが多く
この大震災もきっと乗り越えられるはずと信じています。
本当に、皆様の温かなお心に深く感謝を申し上げます。
頂いたご恩は、頑張ってこの地を再興させることで報いたいと思います。
救援物資を受け取られた方々に代わり
心より御礼申し上げます。
有り難うございました。
福島原発の｢廃炉｣を求める有志の会、
とっても簡単に電子署名できます
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