女性として生まれたからには
子供を生んでみたい。
多くの女性はそう思いますね。
生むこと、は生物学上は
体が健康であるのならできること。
でも育てるのって実は簡単じゃない。
育ててみて初めて
その大変さを感じる人も多いと思います。
この世には「母親神話」というものがあります。
｢母親なら子供を愛せてあたりまえ」
｢母親なのだから責任をもって子どもに接するべきだ」
このような母親神話を周りの人たちは
母親に押し付けてしまいがちです。
よく考えると自分自身がそう思ってることさえあります。
ニュースなどで子どもを虐待してしまった、なんていう話題を見て
｢子供を虐待するなんて考えられない！」って思うのは
｢母親神話」を信じている証拠ともいえます。
自分自身がその神話を信じて子育てを始めると
｢私は母親なのに自分の子供をかわいく思えない」という
罪悪感を感じながらのつらい子育てになっていきます。
これこそ、子どもにとってもお母さんにとっても
一番の不幸なんですね。
母親は生めば自動的に｢母親」になります。
でも、本当の「母親」になっていくのは
子どもとともに、なっていくのです。
お子さんが生まれたとき、
母親としての新しい自分が生まれたのです。
お子さんが１歳のとき母親１歳。
そうして少しずつ、子どもとともに母親になっていくのです。
だから、最初から子育てがうまくいかなくても
あたりまえなんです。
悩んてしまったときは
一人で考え込むことなく誰かに相談すればいいんです。
身近に相談できる人がいないのなら
保健所や幼稚園や保育園の子育て相談や
区や市の相談室を利用すればいいんです。
私は、子育てをしていく仲間として
一緒に並んだ目線でありたいと思っています。
子育ての先輩としてでなく
一緒に走る伴走者として。