私は現在、ベビーマッサージをしながら
ぼちぼちとセラピーもさせていただいております。
それは、自分の子供を持って初めて
自分の子供時代に感じた葛藤を思い出したりすることが
とても多いと気づいたからです。
それは、自分の幼少期のインナーチャイルド(内なる子ども）が
そのときの葛藤を解消したい、と思っているからなのです。
ご相談いただいた中で
「自分自身を愛することができない」というものがありました。
自分が嫌い、誰にも愛されない、自分の価値が見出せない、
そのような気持ちをずっと抱えて生きてきたRさん。
その原因はRさんの乳幼児期に遡ります。
Rさんはご両親にお兄さんといつも比べられ
家族全体でRさんを無視したりいじめたりされる、という
体験を持っていました。
内容は詳しく書けませんが
暴力的虐待を日常的に受けていました。
そのため、大人になった今でも
慢性的睡眠障害、パニック障害
躁鬱状態を持っています。
子供のときの不安な体験、恐怖感は
大人になった今でもずっとなくなることはないのです。
全ての子供たちは「無条件に愛される｣必要があります。
赤ちゃんのうちは子どもは「自分」が誰であるかをしることができません。
だからまず、そばにいるお母さんお父さんの反応を見て
｢自分」を知ります。
自分を暖かい手で抱いてくれ
安心感を感じることは「自分」を知る上で大変重要です。
｢自分」を大事にしてくれ、泣いても受け入れられ
親の愛に頼っていいのだ、という保障を与えてあげる必要があります。
これが満たされないとき
「自分らしさ、自分を愛する」という感覚が育ちません。
だから、赤ちゃんの時期に
たくさんのふれあいを持ち、｢自分」を正しく知ることが
必要なのです。
「さわる」という行為は
「自分」を知る上で、最初の行為となります。
赤ちゃんのうちの皮膚への刺激は
その子が大人になってからも
｢自分を肯定し、自分を愛する｣という形で
ずっと生き続けるのです。
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