【総務常任委員会視察報告② 飛騨市ファンクラブ・楽天Edy】
「人口減少時代を生き抜く過疎自治体の挑戦~ファンづくりから見出す地域経営~」と銘打った飛騨市の事業。
飛騨市はこの30年、全国の倍のスピードで人口減少が進んでいて、日本の30年後を上回る高齢化率となっています。
ただ、人口減少そのものは解消されることはない。全体として減っていく中で、人口を増やす、という取り組ではなく、持続可能な飛騨市をテーマに予算編成をしたとのこと。
そこで目を向けたのが「地域外の人との交流」。飛騨市にすでに興味がある方、飛騨市が好きな方を集めていこう、という方向に。
「君の名は」という人気アニメ映画で飛騨市が舞台になったことで飛騨市にいわゆる“聖地巡礼”をする人が増えたこともあり、
飛騨市に何度も訪れる人が増えたが、そうした飛騨市のファンがどこにいるかわからないとアピールもできない。
そこで「(飛騨市の)ファンクラブをつくろう!」、名簿化してそれを見える化していくことにしたそうです。
ファンクラブ会員証No.8000までには楽天Edyが搭載されていたとのこと。
ファンクラブに入った方は「プチ観光大使」のようになり、名刺をもらえるらしく、その名刺を持って飛騨市を訪れると割引を受けられたりするそうです。
ファンの集いなどを繰り返していくうち、実際に飛騨市に来て色々と(農作業やイベントなど)、単発で人手が必要な人たちを助けるような動きがうまれてきたようす。
横須賀でも特定のアニメの「聖地巡礼」などでファンが訪れているので、「ファンクラブ」のような取り組みは参考にすべき点が多いな、と思いました。
※飛騨市はふるさと納税などの寄付金を活用して事業を行ってたのも参考にしたいところです。