1月27日、男女共同参画及び多様な性の尊重に関する審議会が開かれました。
今のメンバーでの開催は、これが最後でした。
報告として第5次横須賀市男女共同参画プラン実績報告のまとめについて、
審議事項は次期プラン策定に向けた意識調査について、です。
プランには数値目標が設定されています。
例えば『町内会・自治会における女性役員の割合 50%』や『女性の現在の働き方として「ずっと働きたい」と回答する人の割合 70%』など...。
今回、15歳以上のランダムに選ばれた市民や、町内会自治会、市職員へのアンケートをとり、次期プラン策定の際の基礎データとするそうです。
このアンケートの設問や取り方に関して、委員からは様々、積極的な意見が出ました。
町内会・自治会における女性役員の割合などに関しては
「町内会の役員年齢は上がっている。世代が上の方々は、(男性は家事などはやらず)女性は家のことをすべてやって、その上で役員の仕事もやっている。負担が大きい。その状況でやみくもに『女性の役員を増やす』ことが果たしていいのか、疑問である」
などの意見もありました。
日常の中で男女の性別役割分業が残っている中では、数値目標を作っても...、という意味の意見なんだと思います。
もちろんプランの中にはあらゆる場面における男女共同参画の推進も掲げられています。
啓発もして、『男は仕事、女は家庭』を否定する考え方が100%になることを目指しつつ、上記のような割合も増やしていく、と...
ちなみに平成28年度時点では『男は仕事、女は家庭』という考えを否定する人の割合は65.8%でした。