【横須賀市社会的養護推進計画策定検討部会】
16日、第7回横須賀市社会的養護推進計画策定検討部会が開かれました(最終回)
様々な理由で保護者と暮らすことが難しい子どもたちは、児童養護施設やファミリーホーム、里親の下で生活をしていたりしますが、それを『社会的養護』といいます。
国が平成23年に示した「社会的養護の課題と将来像」を踏まえ、本市は平成27年度~令和11年度の15年を計画期間とする「横須賀市社会的養護推進計画」を策定しました。
平成28年に児童福祉法が改正、平成29年に児童福祉法及び児童虐待の防止等に関する法律の改正が行われました。
その改正に基づき、平成29年8月に国は「新しい社会的養育ビジョン」を示しました。
子ども家庭支援体制の構築、児童相談所や一時保護の改革、里親への包括支援体制の構築、児童養護施設の多機能化や機能転換、特別養子縁組の推進と養親や子どもへの支援、子どもへの自立支援などについて、示されました。
数値目標としての、里親委託率も示されました。
これらの実現に向け、既存の計画の見直しあたり、国は平成30年7月に「都道府県社会的養育推進計画の策定要領」を示しました。
本市においては「横須賀市社会的養護推進計画」の中期計画として、今回検討部会の中では「横須賀市社会的養育推進計画」が策定されました。
(国同様に名称が変更されています)
検討部会には児童養護施設や乳児院、里親など、社会的養護を担っている立場の方々も委員として参加されていました。
それぞれの立場からの意見、とても参考になりました。
座長を務めていらっしゃった田浦基督教社会館館長の岸川先生は、計画を単なる計画でなく、実効性あるものにしていかねばならない、として検討部会を終えられました。
次回3月定例議会の教育福祉常任委員会で、こちらの計画が報告されるようです。