こんにちは、さおりんです。
今日はちょっと昔話を。

実は私、もともと教員志望ではありませんでした。
大学では工学部に所属し、化粧品会社や化学薬品メーカーなど、白衣を着て研究する仕事に憧れていました。
試験管やビーカーを振る“理系女子”になるのが夢だったんです。

大学院進学も当たり前のように考えていて、つくばの国の研究所に学生研究員として所属させてもらい、研究に没頭する日々。
「研究って、楽しい!」
そんな気持ちで、迷いなく研究職を目指していました。

でも、大学4年のある日。
教職課程の先生から「教員採用試験を本気で受ける人向けに、対策を始めようと思っている」と声をかけられました。
そのとき、心が少しだけ揺れたんです。
「教員採用試験、受けてみようかな…」って。

先生からは「ひとまず受けてみたら?すぐに合格できる人は少ないし、経験しておくのも大事だよ」と言われ、
“ひとまず”受けてみるか、という気持ちで挑戦することに。

でも、教育実習に卒論研究、そして試験勉強…怒涛の日々でした。
17時に研究室を終えてダッシュで帰宅、荷物を持って電車に飛び乗り、18時からの勉強会へ。
終わるのは21時半、時には22時を過ぎることも。
翌朝はまた研究室で実験。

「辛い…そもそも教員になるつもりなんてなかったのに、なんでこんなことしてるんだろう」
心の中で、そんな声が聞こえてきました。

でも、あの時の葛藤と挑戦が、今の私につながっている。
“ひとまず”の一歩が、人生を大きく動かすこともあるんだなって、今なら思えます。

(次回に続く)