おはようございます。
サオリングです。

今日は、私が教員になるまでの歩みと、実際に現場に立ってから感じたことを綴ってみようと思います。

「本当にこの道でいいの?」
そんな“悪魔のささやき”が、ふとした瞬間に聞こえてくる。
それでも私は、教員になるという道を選び、歩き続けました。

研究室を終えた夕方から始まる、孤独な試験対策。
誰にも見られない場所で、誰にも頼れない時間の中で、
自分の声だけを信じて、2か月間、走り続けました。

そして迎えた教員採用試験の日。
面接では、こんな質問が飛んできました。

「これまでに、辛いなぁと思ったことはありますか?」

頭の中に、あの2か月が鮮明に浮かびました。
孤独と焦り、そして「やめたい」という気持ちを何度も飲み込んだ日々。
私は迷わず、そのことを口にしました。

「はい。まさにこの試験に向かうまでの毎日が、辛かったです。」

その瞬間、面接官の先生方の表情が変わりました。
私の言葉が、ただの“答え”ではなく、“実感”として届いたのだと思います。
うなずきながら、静かに共感してくださったその姿に、
私は初めて「伝えることの意味」を知りました。

そして、いざ合格。
教員としての生活が始まりました。

でも、決して楽しいことばかりではありません。
むしろ「つらいな」と思うことの方が多いかもしれません。

そんな時、私はいつも思い出します。
あの【採用されるまで】の2か月を。
誰にも見えない場所で、誰にも頼れない時間の中で、
それでも「なりたい」と願った自分の姿を。

やっぱり、何かを得たいときには、
辛いことを乗り越えることがとても大切なんだと、今も実感しています。

そして迎えた4月。
自分の中では「まさか」の気持ちを抱えながら、教員としての春を迎えました。
これまでの経験を胸に、現場に立つ日々が始まります。

私が描いていた“先生”は、もっとシンプルでした。
「土日は休みでしょ?」
「授業して、生徒と接している時間が“先生”なんでしょ?」
そんなイメージを、どこかで自分も持っていました。

でも、現実はまったく違いました。

授業の準備、保護者対応、校務分掌、行事の運営…。
生徒が帰った後も、先生は“先生”であり続けます。
むしろ、生徒がいない時間こそ、教員としての責任が重くのしかかることもあります。

「先生って、いつ休んでるんですか?」
そんな言葉を、ふとした会話で耳にするたびに、
私は心の中で少しだけ笑ってしまいます。

でも、そんな時こそ思い出すんです。
あの2か月のことを。
あのときの“辛さ”があったからこそ、
今、子どもたちの“つらさ”にも、少しだけ寄り添える気がしています。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
このブログが、誰かの「原点」を思い出すきっかけになれば嬉しいです。