「まるしん堂」は、小松の大好きな和菓子屋さんで、この日にいただく「おやつ」としてお餅を購入してきました。
モダンさと昔ながらの趣がある店構え。
お餅を買う予定がない日でも、車で前を通ると「まだお餅あるかなぁ?」と、ついつい目で追ってしまいます。
外に面したお菓子棚には、おはぎ、苺大福、草餅、大福などがかわいらしく整列しています。
じーっくり選びたいけど、お店の方に待ってもらっているという緊張感(?)と、生物だから本日中に食べないといけないのに、どれも美味しそうであれもこれもとなる欲張りな気持ちとで、まあまあ焦ってしまいます
お豆や昆布が入った切り餅もあり、こちらはトースターで膨れるまで焼いて、砂糖醤油でいただくと美味しいんですよね。
というわけで、今回購入したのは、右上から時計回りに、
黄色い餅米をまぶした「いがら餅」
大定番のえんどう豆の「豆大福」
粒あんたっぷりの「おはぎ」
草だんごにあんこが入ってきなこがまぶされた「お旅だんご」
です。
まずは、こちら「いがら餅」。
黄色く着色された餅米がまぶされた、あんこのお餅です。
こちらは、石川県に古くから伝わるお祝い事などで振舞われる縁起菓子、「五色生菓子(ごしきなまがし)」のひとつ。
五色生菓子
赤い米粉がついた「ささら餅」と、今日買った「いがら餅」は小さい頃からよくいただいていましたが、太陽、満月、海、山、里など、ひとつひとつのお餅にそんな意味があったんですね。
今知りました
お次は、写真右下の「豆大福」。
(母がすぐに食べちゃったので、個別写真がありません)
黒豆だいふくは、黒豆がやわらかく、こちらの豆大福はえんどうまめで歯応えがあります。私はこの歯応えがありえんどう豆の風味が好きで、断然、えんどう豆の「豆大福」派です
こちらも定番の「おはぎ」です。
中のお米のつぶし具合がちょうど良く、甘さ控えめなあんことぴったりです。この「おはぎのごはん」の感じがとても懐かしくて、子供の頃を思い出しました。
こちらは、まるしん堂さんオリジナルかな?「お旅だんご」です。
お店の方に詳しくは聞かなかったのですが、名前から、小松市の有名なお祭りである「お旅祭り」に因んだお菓子だと思われます。
お旅祭りは、子ども歌舞伎が有名で毎年5月に行われるのですが、早々に新型コロナウィルスの影響で中止が決定されました。
昔から当たり前にあったお祭り。
天気以外で中止なんて考えたこともないお祭り。
小さい頃「おたべまつり」って呼んでいた思い出があるお祭り。
少し大きくなったら、親とじゃなく友達と行く様になったお祭り。
そんなお祭りがまさか「中止」になることがあるだなんて!
そんなことを思いながら、お旅だんごをいただきました。
今日もおいしくお餅をいただきました。
ごちそうさまでした
お餅屋まるしん堂