こんにちは。
認定NPO法人マドレボニータ 産後セルフケアインストラクターの桐原沙織(さおりん)です。
今日は、産後ケア赤羽教室7月コース2週目でした。
連日暑いですが、みなさん元気にいらしてくださいました。
2週目の今日も自己紹介からスタート。
先週からの変化をお聞きしてみると、早速1週目のセルフケアでお伝えした「骨盤を起こして行う動作」を意識してくださった方も。
なかなかすぐに習慣化することは難しいかもしれませんが、【おうちでやってみる→忘れる→レッスンで思い出す→またおうちでやってみる】を繰り返して、だんだん日常に定着していくといいなと思います。
また、今月からご参加くださっている方の「先週初めてレッスンに来て、みんなきれいで元気で圧倒された。わたしもそんなふうになりたい!」と言ってくださった後の「ほんとですよ?」にみんなで爆笑😆
産後はどうしても家にいる時間が長いし、お化粧もせず、ラクな格好でいることが多いけれど、こうして外に出ることで刺激を受けたり、自分にも意識が向いたり。
ちょっとしたきっかけで意識が変わるし、世界も広がりますよね。
そして、先月からのリピーターさんは、産前の服はサイズが合わなくなってしまったけれど、先週から今週にかけてついに1着着られた!と👏
まさに、真摯にご自身のケアに取り組んでいる成果!
そういう変化って本当にうれしいですよね。
ということで、今日も早速バランスボールエクササイズを🔴
2週目ということでまだ始まったばかりという感覚なのですが、実はもう来週には4回コースも後半に入るので、少しレベルアップした動きも予習しながら進めていきます。
みなさん、最初の基本の姿勢はバッチリなのですが、その姿勢を意識しながら音楽に合わせて弾んでみたら、それぞれいい具合に自由。笑
でも、先週よりも「あ!いまそろった!!」という瞬間が増えてきたので、少しずつ自分の筋力でコントロールできるようになってきたかな!?
なかには「弾んでいる時に、自分のお尻とボールに空間ができるくらい大きく弾めるようになってきた」とことばにしてくださった方も。
着眼点も、そういう自分の変化に気づける感覚も素晴らしい✨
わたし自身、自分の体の感覚に鈍いタイプなので、産後ケア教室に通っている時なんて、体の感覚、変化云々以前に「あーたのしー♪」くらいにしか思えていなかった気が😅
みなさん、すごい・・・。
そして、赤ちゃんたちも8人いると、やっぱりにぎやか👶
泣いてしまったら抱っこや授乳しながら弾んだり、落ち着いてきたらマットに寝かせて、単身で思いっきり動いたり。
もちろん、赤ちゃんが泣いてしまったらすぐに抱っこしてあげる瞬発力も大事なのですが、エクササイズに熱中するあまり、ご自身の赤ちゃんが泣いていることに気づかない場面もあって、なんだかほほえましかったです💕
後半の対話のコミュニケーションワークでは、【人生・仕事・パートナーシップ】をテーマに話をしました。
先週の「よかったこと」から一気にテーマも深くなりますが、【人生・仕事・パートナーシップ】って産後に大きく変化することなのになかなか落ち着いて考える機会もないので、こうしてあえて時間をとって向き合っていきます。
今日は、双子ちゃんの介助ボランティアとしてサポートしてくださったのが小学生〜高校生を育てる先輩母だったので、少し先をいく女性の働き方、考えを聞かせてもらえるいい機会になりました。
実際、周りの人ってみんな仕事も家庭もうまく両立しているように見えて、「すごいなー」と圧倒されたり、理想的な働き方をしている人を見ると「いいなー」と憧れたりしますが、きっとそういう人たちも何も悩みなく順風満帆!というわけではなくて、いろいろ悩んだり、試行錯誤したり、落ち込んだりしているはず。
産後の大変さと同様、「みんな同じように悩んでいるんだな、がんばっているんだな」と思えるだけで心強い。
そして、「母となって働く」人は一度は経験しているであろう「わたしが仕事辞めた方がいいのかな?」という葛藤。
こどもが体調を崩したり、保育園・幼稚園や学校に行くのを嫌がったりすると、「わたしが家にいてサポートしてあげれば丸くおさまるのかな」と、つい自分を犠牲にしてしまいそうになる。
もちろん、心底「わたしが仕事を辞めてサポートしたい」と思うのならそうするのがベストですが、そういう時ってそもそも心も体も疲れていることが多いし、「わたしはどうしたいか?」と自分に目を向けることを忘れてしまう。
「こどものために」と簡単に手放すのではなくて、「どうしたらこどもをサポートしつつ、自分のやりたいこともできるか」とまずは模索してみてもいいと思います。
また、「産後、夫と仲はいいけれども、些細なことでケンカしがち」とパートナーシップの変化を感じられている方も。
「今日こそケンカしないぞ!」と決めた時こそケンカしてしまったり、もうどうしたらいいのか・・・と思い悩む気持ち、めちゃくちゃわかります。
でも、すごく素敵だったのが、今日対話で【人生・仕事・パートナーシップ】について話す機会があるから、夫に「パートナーシップに向き合うつもりある?」と聞いてみたら、夫が「あるよ」と答えてくれたそうで。
この一言がどれだけ2人の絆になるか、安心につながるかと考えると、勝手にものすごく感動してしまいました。
結局産後のパートナーシップのすれ違いって、「不安」からきているものだと思っていて。
家族が増えて、生活が大きく変わって、それだけで気持ちも不安定なのに、一番身近なパートナーが「何を考えているのかわからない」「こんなふうに思っているんじゃないか?」ではイライラします。
まだ赤ちゃんも小さいし、今日明日にでも2人で出かけようとか2人で話そうとか時間をつくることはなかなか難しいかもしれないけれど、「相手もパートナーシップを大事に思っている」とわかるだけでホッとするというか。
きっと体力がついて、少し余裕が出てきたら、2人でパートナーシップに向き合っていけるはず。
対話って、話したからといってこの場で何か答えが出るわけではないけれど、まずは自分の話をしたり、人の話を聴くなかで「わたしはこう思うな」と気づくことが大事。
また来週も【人生・仕事・パートナーシップ】をテーマに、もう少し自分に目を向けてみたいと思います。