こんにちは。

認定NPO法人マドレボニータ 産後セルフケアインストラクターの桐原沙織(さおりん)です。

 

今日は、産後ケア大宮教室7月コース3週目でした。

外は焼けるように暑いし、室内に入ったら冷房ガンガンのところも多いし、「これは自律神経乱れるなぁ・・・」と感じながら帰ってきました。

 

 

「夏バテ」の原因にもなる、自律神経の乱れ。

そもそも、産後も睡眠不足や育児のストレスなどで自律神経は乱れがちなので、3週目のセルフケアでは副交感神経を優位にする「骨盤呼吸法」をお伝えしています。

昼間 活動する時に優位になる「交感神経」と夜 寝る時やリラックスした時に優位になる「副交感神経」は1:1のバランスが理想ですが、産後は交感神経が優位になりがち。

この呼吸法からアプローチして、自分でリラックス状態をつくり出せるようになると、寝る前にやれば短い時間でも質の高い睡眠が得られるし、イラッとして無性に甘いものが食べたい!なんて時も効果的。

産後に限らず一生使えるセルフケアなので、ぜひいまのうちに習得しておいてくださいね。

 

 

そして、3週目はもうレッスンも後半ということで、バランスボールエクササイズも少しずつ負荷を上げた動きを取り入れていきます。

基本の姿勢を意識しながら弾んで、しかも手脚違う動きが入ってくると、みなさんついつい真剣な表情になってしまうのですが、終始とってもいい笑顔で弾んでいる方が。

エクササイズ後に聞いたら、ご自身で笑顔を意識していたそうで👏

表情筋も使わないと衰えてしまうし、意外と笑顔をキープするのも難しい。

何より、やっぱり笑顔って、その場がぱぁっと明るい雰囲気になるなと改めて思いました😊

 

 

教室ではバランスボールエクササイズは初めてという方も多いし、最初は弾むことに必死、動くことに必死だと思うのですが、それを繰り返していると、だんだんと「こういう姿勢の時って、ここに力が入っているな」とか「こういう弾み方をするとここに違和感があるな」とか「右はこれくらい動くけど、左はここまで動かないな」とか自分の体の状態に気づける方もいます。

今日も「どうしても脚に力が入ってしまって、膝に違和感が」とか「骨盤アイソレーションが苦手で、思うように動かせない」とことばにしてくださった方がいました。

正しい動きには筋力が必要だったり、可動域も一気に広がるわけではないので、やっぱり体と向き合うにはコツコツ継続することも必要なのですが、まずは自分の体の状態に意識が向く、気づけることが大事。

例えば、エクササイズ中も「いまこの筋肉を使っているんだな」と意識できるとより効果的だし、普段の生活でも「あれ、なんか今日ここ違和感があるな」といち早く感じられると、対処もしやすい。

そんな「自分の体と向き合う時間」にもなったらいいなと思っています。

 

 

後半の対話のコミュニケーションワークでは、【人生・仕事・パートナーシップ】をテーマに話をしました。

いま同じ「産後」を過ごしているからこそ、お互いに共感できる部分も多いし、それにホッとしたり、励まされたり。

今日、参加者さんが言ってくださった「自分の機嫌は自分でとる」は、まさにわたしも大共感です。

 

 

例えば、レッスンで体を動かしてすっきりして、みんなと話して「あー!楽しかった!」と帰宅しても、家族のささいな言動や行動に一瞬でイラッとしてしまうことも・・・。

自分1人で生きているわけじゃないからこそそういうことも起こるわけで、「そうならないようにする」ことはなかなか難しい。

だからこそ、「これがあれば満たされて切り替えられる」というセルフケアになるものがいくつかあるといいと思います。

 

 

そして、「仕事」をテーマにお話しされた方も何人かいらっしゃいましたが、これから復職することを考えると「どんな働き方になるんだろう」「どれくらい仕事にモチベーションを持てるかな?」と思い悩むことも多いですよね。

仕事も好きだけど、家族との時間も大事にしたい。

でも、なんとなく「どちらかを選ばなきゃいけない」みたいに感じてしまうこともあるのですが、別に100:0にしなきゃいけないわけじゃなくて、自分のなかでの心地よいバランスを探っていけるといいと思います。

仕事の内容、働き方はもちろん、働くうえで何を大切にするかも人それぞれ。

それも、何がいい悪いとかすごいすごくないではなく、「自分はどうしたいか」。

 

 

わたしの場合、産前は毎日10時間以上働くような生活だったので、それはそれですごく楽しかったし、正直十分働いた感覚がありました。

だからこそ、育休から復職する時は「こどものことが最優先」と迷わず時短勤務を選んだし、自分が大事だと思っている家事・育児は自分でできる範囲で働くというバランスが理想でした。

 

もちろん不安はあるけれど、「こんな働き方が理想だな」「母として働くうえで、わたしはこれを大事にしたいな」と思い描きながら、あとは実際に復職してみて見えてくることも。

ただ、やっぱりそこにはパートナーシップも不可欠になってくると思うので、「わたしが復職するからわたしががんばる」のではなく、家族で一緒に試行錯誤して、進んでいけるといいですね。