どもども。SAORIです。
突然ですが、皆様は疑い深い方ですか?
それとも『人を疑うなんて、そんな事はしない!』という方ですか?
わたくしはそうですねぇ・・・
“大して仲良くなかったのに突然連絡してきて二人で会おうとする奴”
には全力で疑いの目を向けます。
いや、だって、そんなの・・・
完全にマルチか宗教でしょ。
以前、学生時代そこまで仲良くなかった女の子(知人程度の仲)から突如、
『久しぶり!今度二人で会おうよ!』
と電話がかかってきたことがありました。
「え?なんで?」
たいして仲良くないのに二人で会うとか拷問か。
『近況報告とか兼ねてさ!』
『SAORIと色々話したいよ!』
こちとら出来れば休日は一言も発したくないし、
顔見知り程度の人間の近況とかどうでもいい。
そして次の瞬間彼女が放った言葉は
『ちなみに今、ぶっちゃけ年収いくら?』
清々しいくらいの直球。
なんですか、わたくしをマルチ商法におけるヒエラルキーの底辺に置いて搾取しようって魂胆ですか!
すぐさま連絡先を消去したのは言う間でもありません。
という事があって以来、“突然連絡してきて二人で会おうとする大して仲良くない人”は疑いの目で見ます。
あとSNSで年中胡散臭いホームパーティーの様子をアップいる人と、
海や山の男でもないのに中年でギラギラに日焼けしている人も信用していません。
あれ?なんの話だっけ。
あ、そうそう。
旅においても疑心は必要不可欠なわけで。
バックパッカーや個人旅行を繰り返していると、現地で出会う“いい人っぽい人”や“フレンドリーに話しかけてくる人”は疑ってかかるようになると思います。
超定番ですが、トルコの絨毯屋とか。
わたくしの初海外は姉とトルコへバックパッカー旅だったのですが、
ブルーモスクで声を掛けてきた“親切風味”のしつこいオッサンが絨毯屋でした。
「なんだこの定番すぎる流れは!騙すならもっとアレンジしろよ!」
と逆に憤慨した覚えがあります。
こんな小娘(当時21歳)が絨毯買うわけないだろ。
オッサンじゃなくてイケメンだせよ。←
と、こんな感じで基本、
“旅先で出会う無駄に親切な人はまず疑う”
という習慣が染みついているわたくし、王子、たくみ君、こめっちの台湾旅続きです。
(・・・前説なげーよ!)
お昼ご飯を食べ、祭りへの準備万端となった我々。
いよいよ祭り会場の鹽水へと向かいます。
現在地、嘉義。
台鉄嘉義駅から在来線で新営という駅へ向かいます。
切符を買ってー
電車がきたー
普通の電車です。日本と同じ。
たくみ君、そのピースサインはあれですか?
まさか小顔効果を狙っているのですか?
なんか王子は可愛い子ぶってるし。
引き続き王子は可愛い子ぶってるし。
そんなこんなで(どんな?)新営の駅に到着。
この駅で下車します。
電車を降り、ホームで写真を撮っていた我々。
すると王子が一緒に電車を降りた女性に絡まれました。
上の写真を拡大してみましょう。
うん、がっつり絡まれてる。
まるでゴール前の赤木剛憲(スラムダンク)のような存在感ある見事なディフェンス。
『ここから先は一歩も行かせねぇ』という気迫すら感じさせます。
ディーフェンス!ディーフェンス!
それをちょっと離れて見ていたわたくしとたくみ君。
「なになに?王子絡まれてるよ?」
『何者でしょうか、あのオバサン』
「・・・ま、王子に任せよう」
詐欺・スリ・たかり・押し売り・ぼったくり。
旅中のトラブルは沢山ありますが。
ここは台湾だし、とりあえず危険な感じもしないのでひとまず静観。
(わたくしがしゃしゃり出ても余計こじれますので)
どうやら女性は日本語が話せる様子。
駅のホームから改札を出てもずっと、王子の隣で色々話をしています。
新営の駅を出て、ここから鹽水へはローカルバスに乗ります。
バス乗り場は新営の駅の、ロータリーを挟んで向かい側にあります。
女性はバス乗り場へわたくし達を案内し、鹽水行きのバスについて係員に値段を尋ねたりしてくれました。
有難い反面、まだどこか信用できない自分がいます。
どうしてここまで親切にしてくれるのか。
ただ駅で一緒に降りただけなのに。
すると、女性が突然
『あなた達は結婚しているのか』
と尋ねてきました。
その真意は何なのか。
いかがわしい店の斡旋か!
それとも何かの詐欺か!
とにかく疑うわたくし。
『僕とこの人は夫婦で』
『こっちの二人は結婚していません』
と王子が答えると、
『それなら台湾の女の子を紹介してあげるわよ~』
と女性が言い出した。
(いかがわしいお店の斡旋ではない)
「たくみ君、やったじゃん!」
「台湾女子紹介してもらいなよ!」
一瞬前まで疑っていたくせに、ここは乗っかります。
そうそう、視野は広くないとね!
ちえみも言ってるじゃん、35億とあと5000万人的な。
そうこうしていると、鹽水行きのバスが来ました。
バスに乗ろうとすると、女性が突然我々にお金を渡してきました。
『これでバスに乗りなさい』
気持ちだけで十分です、お金は受け取れません、と断ったのですが、
女性はバスの運転手に4人分のバス代を渡し、そして颯爽と去っていきました。
えっと・・・
ただの超親切な女性だった。
・日本人がいたから日本語で話しかけ
・色々と日本の話をし
・バス停まで案内してくれて
・4人分のバス代まで払う
という、本気でただの親切な女性だった。
なんてこった。
おばちゃん、ちょっとでも疑ってごめん。本当にごめん。
旅における疑心は身を護る上で必要不可欠だと思うけれど。
本当に善意による親切だという事が分かった時は、「疑って悪かったな・・・」と反省します。
相手には伝わらないのでただの自己満なのだけど、それでも自責の念に駆られます。
人と人って、難しい。
疑うとか信じるって難しい。
かと言って、今後は疑心を一切捨てて旅をするかと言えばそれは絶対にありません。
だって騙されたくないし、死にたくないもん。
目標は全力で人生楽しんで老衰する事だもん。
だからわたくしに出来る事と言ったら、日本へ観光に来ている人に同じように親切にすることかしら。
なんて色々考えた出来事でした。
台湾のおばちゃん、本当にありがとう。











