【3月27日】
ついに!カリブ旅から帰国です。
怒涛のアイランドホッピングに動物天国、キレイなビーチ…なかなか楽しかったな。
宿のオーナーに空港まで送ってもらい。
別れ際に何か言われたのですが、聞き取れず「え?何?」と聞き返すと。
オーナーはスマホの翻訳アプリを起動。
そしてスマホに向かい喋った後、翻訳された画面を見せつけてきた。その画面には
『レビュー書いてください』
と表示されていました。
カリブ海 レビュー欲しがる お前もか
も〜一句詠んでしまったじゃないの。大した句じゃないけど。
最後は『良い旅を!』とか『また来いよ!』とかで締めてほしかったのに。レビューかよ。
バルバドスでもすごかったもんな、レビューおじさん。
何か、情報化社会の闇を旅でも感じました。
では!カナダ乗り継ぎで日本へ帰りましょう!
トリニダード・トバゴからカリビアン航空で約6時間。
無事、乗継地トロントのピアソン国際空港に到着。
「もう日本に帰るだけだし!」
「乗り継ぎって言えば大丈夫だよね!」
と気楽な感じでカナダの入国審査へ。
『カナダには何日滞在するの?』
「1日です。明日の便で日本へ帰ります(※的なニュアンスの単語羅列)」
『カナダではどこに滞在するの?』
「明日の便なので、空港で過ごします(※的なニュアンスの単語羅列)」
うん、順調。
明日の飛行機まで時間あるし、朝になったらちょっと街でも観光するか。
五大湖(のひとつのオンタリオ湖)でも見ちゃうかー!!!へいへいへい。
と・こ・ろ・が。
パスポートをパラパラと見ていた入国審査官(女)の顔が突然曇り、
『この国には何をしに行ったの?』
とバルバドスとセントルシアの入国スタンプを指さして聞いてきた。
何って言われてもそんなのサイトシーイングでしょ。
「観光です」
『観光?この国に?本当に?』
「観光です」
『・・・誰か友達でもいるの?』
いねーよ。
『本当に観光?』
「観光です」
あれ・・・?なんかコレ、怪しまれてる・・・?
そこから急に審査官(女)のスイッチが入った。
英語が壊滅的なわたくしに容赦なく浴びせられる意味の分からない質問。
早口で聞き取れないから聞き返しても、全然ゆっくり喋ってもらえない。
え?何?不機嫌ですか?
しばらくそんな状態が続き、一方的に質問を終えた審査官。
ポン!とスタンプを押し、税関の申告書とパスポートを返却。
「ホッ。なんだかんだ言ってスタンプ押してくれたわ」
と思ってパスポートを確認すると。
パスポートにスタンプ、押されてない。
「・・・あれ?」
さっきスタンプ押してたよな、でもパスポートに押されてない。
じゃあどこに?と良く確認してみると、税関の申告書にスタンプが押され、ペンで何か走り書きがされていた。
「なんかいつもと違うけど・・・」
「ま、いっか!!!」
いや、良くないんだけど、現実から目を逸らしたがり系なので気にせずイミグレを通過。
イミグレを通過すると、バゲージクレームへ進む通路の前に係員のオッサンが立っていて、
あなたはそのまま直進(バゲージクレームへと進む)とか、あなたはこっちへ行って、とか、
パスポート等を見て進む通路を振り分けていました。
わたくしはそのオッサンにより、
『君はこっちへ進んで!』と直進(バゲージクレーム)ではなく左に進むように指示され。
「あ、なんか乗り継ぎとかの人はこっちなのかな~」と軽く考えて左へ進んでみる。
すると、銀行の窓口のようなカウンターが沢山ある大きな部屋に、
わたくしと同じように振り分けられた人々が窓口に呼ばれるのを列を成して待っていた。
特に何も考えずに列の最後尾に並ぶ(日本人の性)。
「ところでこれ、何の列かしら?」
並んでいる人々をよくよく見てみると。
見た目が物凄く厳ついカップルや、大荷物の家族、目が泳いでいる挙動不審な少年2人組など。
あれ・・・あれれ・・・?
なんかこの人たち、怪しくない??
完全に偏見の目で見ると・・・
なんか良からぬモノを持っていそうとか、不法移民とか、不法就労とか・・・
そんなことが頭を過ぎったところで、ふと思った。
はて、なんでわたくしはここにいるのかしら?
「これってまさか・・・!」
「別室送りってやつ?」
この瞬間まで、自分が別室送りになっている事に気が付きませんでした。
それに気付くと同時にまず、
「いやいやいや!」
「ここにいる誰よりわたくしが1番まともでしょ!!!」
と、この怪しいメンツ(偏見)と一緒に別室に送られた事に1人ツッコミ。
日本人の三十路ババア単品が、一体カナダ様に対して何をしでかすと言うのだ。
メープルクッキー買うくらいしか能はありませんよ!
そしてセルフツッコミが終わると、
ドウシタラ ((((;゚Д゚)))) ヨイノダ
突如震える子羊と化したSAORI。こわいよこわいよ。
(※大体いつも震える
あの時の死亡フラグ)
Wi-Fiが繋がったので、ダメ元で北欧へ向かっている王子にLINEをしてみる。
「なんか、別室に送られました」
「ご指示を」
すると王子もたまたまWi-Fiが繋がっていたようで、すぐさま返信がきました。
『なんで!?』
「分かんない、この国々には何しに行ったんだーってすごい聞かれた」
『あー、俺もそれ、ニューヨーク入る時結構聞かれた!』
『とりあえず旅程とか航空券とか見せて、旦那と一緒に観光してたって言ってみれば?』
『カリブのeチケット控えには俺の名前も入ってるし』
『女ひとりってのが結構怪しまれるのかも』
「なるほど!分かった!」
「with my husband って言ってみるわ!」
SAORIは ウィズマイハズバンド を覚えた
新しい呪文、ウィズマイハズバンド。
これから待ち受けているであろう尋問から、どうかわたくしを守ってくれ。
《つづく》
※入国審査官が厳しくなるのは、不法就労や不法滞在が懸念される場合や良からぬ物を持ち込んでいるのではないか?と疑う場合です。
カリブ海は麻薬の密輸ルートにもなっているので、そうゆう意味でも少々入国審査が厳しくなるのではと推測されます。
また、何度も出入国を繰り返していると単純に「なぜこんなに頻繁に来るの?」と思われるようですし、女性の単身旅行だと「現地にボーイフレンドがいてそのまま居座るのでは?」等疑われる場合もあるようです。
他にも国によっては敵対する国への渡航歴があると別室送りになりやすい等あるようですので、事前に情報収集して質問には答えられるよう、心の準備をしておくのがいいですね!


