トリニダード・トバゴへ行こう！と決めた数ヶ月後。
「そろそろチケット取ろう！」
「というかパスポート新規で取らなきゃ！」
ということで入籍。（←理由が軽め）
そして気が付いた。
「まさか･･･」
「これは俗に言う“新婚旅行”ってやつかい？」
恐らく、結婚してから初めて二人だけで出掛ける旅行を新婚旅行と世の人々は呼ぶのだと思われます。
なんと。通常は
「新婚旅行どこにしよっか♪」
「ん～貴司とならどこでもっ♪」
「こ～いつぅ～♪」
的な甘々な会話がカップル内で行われるのでありましょう。
･･･え？すんの？
（※貴司とは荻野貴司選手の事であり、いつも脳内シミュレーションで登場させております）
が、我々の場合。
次に行きたい旅先が決まっていて、その後入籍となったので、
「じゃ、トリニダード・トバゴが新婚旅行か」
『そうなるね！』
「よっしゃ、慶弔休暇フルで使うわ」
という感じで甘さも何もなく。
ベルトコンベア式に新婚旅行となりました。
実に事務的です。
こんなわたくしですが、まだ普通の女の子だったあの頃（どの頃？）は
「初めての海外はバリに行きたいな」
「新婚旅行はモルディブかな」
「水上コテージ泊まりたいな」
「ボラボラ島の、カヌーで朝食を運んできてくれるのもいいな」
と思っていました。
それがどうでしょう。
初めての海外はトルコ、から始まり20ヶ国。
唯一リゾートっぽかったのはギリシャのサントリーニ島とクレタ島。
（姉と二人でサントリーニ島のシャレオツホテルに泊まった）
王子とは現地集合でレバ刺し食べに韓国だとか。
超弾丸でおフランスだとか。
ロケット花火当たりに台湾だとか。
現地集合現地解散でマグマ見にアフリカだとか。
おおよそ通常のカップルらしい旅行はしたことないし、
そもそも国内外問わず旅行は現地集合現地解散が多い。
（元々遠距離で交際していた、というのもありますので）
しかし今回は曲がりなりにも新婚旅行。
行先も一応カリブ海に浮かぶ国だし。
少しでも新婚旅行っぽい旅行にすべく、
わたくしはこう言った。
「王子！一緒に航空券取ろ！」
そしたら王子、何て言ったと思います？
『あ、SAORIさん、自分の分だけ取って！』
『俺、別ルートで行くから』
別ルート別ルート別ルート別ルート･･･
またかよ･･･。
また現地集合現地解散かよ･･･
これ新婚旅行じゃなかったんかい･･･
なんだよ、現地集合現地解散の新婚旅行って･･･
意味わかんねーよ！
と、一瞬思いましたが。
実はこの時（2016年11月くらい）はですね。
2017年の3月末にトリニダード・トバゴ行って、4月半ば（ちょうど今頃）にギリシャのヒオス島で行われるロケット花火祭にたくみ君とかと行こうと計画していたのです。
※実際は2016年のヒオス島のロケット花火祭りが急遽中止になっていたという事実を知り、2017年も開催するかどうかの確実な情報が得られず断念した次第です。で、代わりに台湾行ったんだけどね。
3月末に日本とトリニダード・トバゴを往復し、また4月中旬に日本とギリシャを往復するよりも、
3月末に日本を発ったら東回りでぐるっと地球をまわって4月にギリシャ集合する方がいい、
というのが王子の言い分。
うん、そりゃそうだ。
わたくしは今回9日間しか休みが取れないけれど、
王子は長めに休みが取れるみたいだし。
その間に色々な国行けるもんね。
という事で。
まさかの現地集合・現地解散の新婚旅行になりました。
「いよいよ搭乗だねー♪」とか
「ビーフにする？チキンにする？」とか
「コーク、プリーズ！」とか
そんな行き帰りの飛行機でするであろう楽しい会話もなく。
（コーラは客室乗務員に言え）
ただひたすら一人で地球の裏側へ向かうという。
なんだこれ。出張か。
まぁいいや。
次回から旅計画、始まります！
