さよならマリコ様② | サオリグラフ@南米

サオリグラフ@南米

英語もスペイン語も喋れないし日本語も儘ならないけれど。
ま、いっか。行っちゃえ南米。

旅友募集の書き込みをしたわたくし。
旅友募集の様子を綴った『さよならマリコ様①』はコチラ



それから待つ事数日。
何人かからメッセージを頂きました。

多くは『途中で会えるかもしれません』といった内容のもの。
そりゃそうです。
皆さんそれぞれ予定がありますし、行きたいところもあります。
全部一緒に行ってくれるわけありません。

「ま、普通考えて全旅程は無理だろうし」
「実際向こうに行けば日本人にだって会うだろうし」
「一番不安だったラパスもブラッディがいるし」
「仕方ないな、同行者細切れプランで行こう。」




そう思っていた矢先、一通のメッセージが。
『はじめまして。マリコ(←実際はきちんとフルネーム)と申します。』
『旅仲間募集のメッセージを拝見いたしました。』
『わたしも同じような日程で南米を回りたいと思っているのですが』


ふむふむ。

『女一人旅はちょっと不安な上に、コスト的にも高くなるので旅仲間を探しています』

…今現在だから思うのですが、マリコ様は恐らく一人でもしっかり旅できると思います。
むしろここで最大の不安要素(わたくし)を抱え込んだようなものです。

『簡単に自己紹介させていただきます。』
『○○県出身』
『大学卒業後、渡仏』


…と、渡仏ですか!!?!?
仏って、仏って、おフランスの事ですわよね??

『○年のパリ滞在後、バンコクに移住』

…何故!!?!?

『インド、ネパールを周り(中略)現在はニューヨークに(以下略)』

なんなんだこのワールドワイドさんは!!!
こんなワールドワイドさんが一体何故不安を感じるのだろうか。
英語もフランス語も、勿論日本語も達者なのに…
マリコ様はどこに不安を感じていらっしゃったのでしょう…

英語はおろか、日本語さえも拙いくせに一人で南米に行こうと思っていたわたくし。
マリコ様からのメッセージで己の立ち位置を自覚しました。
(英語は、「OK!」と「Thank you!」しか言えない位のレベル)

『ネットでのこういった募集に関してはお互い不安もあると思います。』
『多少なりともメールでのやりとりをさせて頂き』
『お互いに良しと思えば、ご一緒しませんか?』




良し!!!!
もう大丈夫っす!十分っす!
なんですか!なんなんですか!

お互いの不安を払拭しようという気遣いが出来る女性、マリコ様。
片や、南米に行きたい一心で不安を感じる事すら忘れていた女、SAORI。
これは間違いなく、苦労するのはマリコ様だと思った瞬間でした。





実際、最初にここまで丁寧なメッセージを下さったのはマリコ様だけで、
この時点でわたくしはマリコ様と一緒に行こうと決めました。





それからメールのやりとりを重ね、
詳しい自己紹介は勿論、金銭感覚だとか旅のスタイルだとか、
色々話し合った結果、ほぼ同じ感覚で旅が出来そうとの事で、
無事一緒に旅をすることに決定しました。

そして。
わたくしは日本からペルーへ。
マリコ様はニューヨークからエクアドルを経てペルーへ。



ペルーの首都、リマの日本人宿“江田イン”にて合流し、
「は、はじめまして…SAORIです…」
『はじめまして、マリコです。』
わたくしとマリコ様のふたり旅が始まったのです。

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懐かしくて、でも鮮明に思い出せる。
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いつもどうもありがとseiseisei