こんにちは。のださおりです。

 

セラピストとして学びを深めるほどに

幼少期から今にいたるLife Storyの中に

心と身体を健やかに、そして私らしく

生きるヒントや答えがあると感じます。

 

【私を知る旅 My Life history】

 


 

#07 小学生時代⑤【名古屋編】

  はじめての転校は戸惑いだらけ

 

 

小学校5年生になる時、

父の転勤で名古屋に引っ越しました。

 

友達と離れる寂しさもあったけど、

私のまわりでは転校生は人気者。

期待に胸をふくらませて

初めての地に向かいました。

 

 

ここから多感な時期の私に

大きな影響を及ぼす

名古屋の5年間が始まります。

 

 


名古屋初日は、なんと

引越屋さんが来ない!

というアクシデント。

 

見知らぬ土地で、

家族みんな心細さと不安と。

 

でも、社宅の団地とあって

父の後輩一家が大歓迎してくれたり

お隣さんがお布団を借してくれたり。

 

何もない部屋で明かした夜は

今でも覚えています。

 

 

一戸建てから

団地の小さな2DKへ。

大きなベッドやピアノやら

ぎゅうぎゅうに詰め込んで

新しい生活がスタートしました。

 

 

小学校は名古屋の中心部に近いのに、

1学年で2クラスしかない分校でした。

ドキドキの転校初日。

 

私が育った茅ヶ崎のおおらかな校風とは

違う空気感に、初日からムムムっ?

 

「横浜の方から来た子だって〜」

という好奇の目。


男の子に話しかけると冷やかされる。

男女が仲良くしないのはなんでだろう? 

先生と生徒の関係も、なんとなく違う。

 

頭に「?」がいっぱいでした。

 

 

それでも、子供の適応力ってすごいから、

1週間もしないうちに名古屋弁をマスター!

表面的には馴染んでいきます。

 

 

部活は季節によってどんどん変わる

という面白い仕組みで

 

夏は吹奏楽部でフルートに挑戦。

冬はオーケストラでフルート。

ベートーヴェン「運命」で

卒業生を送り出すのが恒例。

 

ソフトボール部、リコーダー部、放送部と

2年間でたくさんトライできて

好奇心旺盛な私には楽しい経験でした。

 

 


ただね、名古屋時代は

私にはとても息苦しかったのです。

 


地元意識が強い

と言われている地域だったからか

不公平感や閉塞感を肌で感じてしまう。

 

いじめを受けた訳ではないけれど

その一歩手前のような差別感や

噂話、人の見方・接し方。



先生にも生徒にも、

そんな空気を感じて違和感の日々。

一種のカルチャーショックでもありました。

 



のびのびした茅ヶ崎の友達や先生が

恋しくて、半年ほどは

「一人で茅ヶ崎に帰る〜!」

と泣いていたのでした。

 

 

→ 続く