TCEのワーカーの一人に、柳沢慎吾みたいな超おちゃらけキャラで
いつも笑いをとっているムードメーカー的存在の人がいます。
その彼がある日突然、全く笑わなくなりました。
その翌日に会った時も無表情で声にも生気が無かったので
『病気なの?大丈夫?』って尋ねてみました。
そしたら『昨日の夜、親父が死んだ。』って教えてくれました。
その瞬間は何て言ってあげたら良いかわからなくて
私はそのまま黙り込んでしまいました。
あんなに辛そうで寂しそうな表情をしている人に
気の利いた事を言ったり、してあげたいと思っても
どれも良い迷惑なんじゃないかと思って
迂闊に行動出来ませんでした。
そんな時、カバンの中に和柄の折り紙がある事を思い出しました。
オフィスの外にある大きなココナッツの木の下で休憩している彼に駆け寄り
『この鳥をお父さんの棺にいれてあげて。彼が天国までお父さんを連れて行ってくれるから。』
って折り鶴を手渡しました。
そしたら、今まで見た事のないような笑顔で
『ありがとう。』って一言だけ言ってくれました。
そして、ずーーーーっと折り鶴を眺めて
うっすらと目に涙を浮かべていました。
亡くなった家族の事を想う彼の様子を見ていると
私も一緒に泣きそうになってしまい
彼の背中をポンポンって2回叩いて
すぐにその場を後にしました。
私は、その時こんな事を思いました。
折り鶴を作るのなんて5分もかからないし、お金をかけたわけでもないけど
彼や亡くなったお父様の事を想いながら折り鶴を作っただけで
あんなにも優しい人の笑顔を見れるんだって、ちょっとびっくりした。
あまりにも自然な表情過ぎて、ビックリした。
最近、自分本位の言動が多くて、人に優しくする事とか
人の笑顔を作るような行動を忘れてる所があって・・・。
自分に嫌気がさしていた時に、そんな出来事がやってきて「はっ・・・」とした。
人の笑顔や心地良い気分は、狙って作る物じゃないんだって。
そんな小さい事でも、人の笑顔を作る事が出来るんだって。
自然に人の笑顔や心地良い気分を作れる人になりたいな・・・と思った出来事でした。
お父様のご冥福をお祈りします。
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こんにちは、つゆこです。
今日は本篇から書いてみました。
最近こんな出来事があったのです。
私、もともと人の死とかにすごく敏感で
身内が無くなったら人目を気にせず
ずーーーーーーっと泣いてしまい
11歳も年の離れている弟に
「泣いても死んだ人は戻ってこやんから泣きやみ?
ズット泣いてたら、死んだ側からしても辛いで?」
って慰められるような人なんです、実は。(ノω・、)
大切な人が無くなって、悲しみに暮れている人を見ていると
「亡くなった人との楽しかった思い出を思い出してるのかな・・・」
「最期に立ち会えなくて、言いたかった事を言えなかったのかな…」
とか考えているうちに、超感情移入をしてしまい、自分の事のように泣きそうになったり・・・。
人の死には一生慣れそうにありません。
でも、悪い事じゃないので、一生そのままでいようと思います。
誰にでも必ず平等にやってくる「死」に向き合うのは本当に怖いなと思う一方
いつやってくるか分らない「死」に対して後悔しない為に
「生きるている、この一瞬一瞬を大切に。」
「言いたいこと/伝えたい想いがあるならその場で言う。」
この2つを実践しようと努力しています。
昨年のバレンタインデーに、大好きだったおじいちゃんが突然亡くなった時に味わった後悔を2度と繰り返さない為に。
そんなこんなで、帰国まで遂に50日を切りました!!
明日から、モザンビークに来てから初のバケーションで一週間、同国北部にある「ナンプラ」という都市に遊びに行ってきます♪
ナンプラには、モザンビーク唯一の世界遺産「モザンビーク島」があるので、今からとても楽しみにしています♥
モザンビーク島訪問のほかに、モザンビークに来た当初一緒に働いていたワーカー達が活動しているTCEを訪問したり、協力隊の方々の活動見学をさせて頂く予定です!
とっても楽しみ( *´艸`)♥
全力で楽しんできます!!!!
帰国まで残り49日!!
Beijo
♥Tsuyuko♥