こんにちは松田さおりです
これから初めて販売にチャレンジする方や、今よりもっとスムーズに営業したいという方に向けて、
『それって、今買えますか?』と言われて売れるハッピーセールスをお伝えしていくために、まずは自分史ブログ書いてます
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物心ついた頃から、『人生一度きり』という思いが強かった私。
一度きりの人生なら、できる限り悔いなく過ごしたい
人生最期の時には、『ああ、楽しかった~!』と言って旅立ちたい
そんな思いがあり、仕事や結婚や家族など、紆余曲折しつつも(いろいろと…)、その時その時、これがベストだと思えることを自分なりに考え、納得したうえでやってきました。
ですが、35歳を過ぎたころから、ぼんやりと、『人生、このままでいいんだろうか…』という思いが芽生えてきました
特に、仕事に対して、です。
23歳でアシスタントからスタートし、32歳には営業部長に。
その後はグループ1の大型店の責任者をしながら、3店舗の営業指導を担当し、日々忙しく奔走するようになっていました
以前、読んだ何かの本の中に、
『人生で”師”と仰げる人に出会えた人は幸福だ。』
という言葉がありましたが、何もできなかった私に、進むべき道を照らし、持てる能力を引き出し、いろんな景色を見せてくれたオーナーは、私にとってまさに人生の”師”です
もちろん仕事ですから、困難や試練など、言葉では語れないような辛いこともありましたが、自分の頑張りがオーナーの役に立っていると思うと、恩返しができたように思えて、どんな時も前向きに進んでこれました
そんなこともあり、なんとなくではありますが、一生、オーナーや仲間と共に、この会社でやっていくのかな…と思っていました
ところが…
36歳の時、大きな部署移動がありました。
それを機に、今まで育ててきたスタッフや組織と突然、切り離されました
もちろん、与えられた場で必要な役割を最大限に果たすのが、雇われた者の「あるべき姿」ですし、基本的に会社の決定に文句は言えません
理不尽な思いも無きにしも非ずでしたが、信じているオーナーの決断に従いました。
再度個人目標を持つようにもなりましたが、今が踏ん張り時だと思い、毎月目標達成し続けました(こうなりゃ意地…
)
ところが1年後、またもやオープンから赤字を出し続けているサロンに、マネージャーとして配属されることに…。
走馬灯のように、入社からの履歴が私の頭の中を駆け巡りました
入社後1年でリーダーに赤字店へ転勤
黒字転換
新規店舗の立ち上げ
赤字店へ転勤
黒字転換
組織が崩れてしまった店へ転勤
組織育成・黒字転換
拡大リニューアルオープン立ち上げ
突然の部署移動でテレマーケティング立ち上げ
赤字店舗へ移動
…
正直、いつまで続くのだろうと思いました
と、同時に、心の中の『モヤモヤ』が明らかになってきました
そろそろ、次のステップに進みたい
頑張って次に進むならいいんですが、キャリアやランクは上がっても、振り返ってみれば規模こそ違えどやってることはほぼ同じ…
しかもありがたいことに、ありとあらゆる仕事をさせてもらったことで、経理の仕事以外、美容から営業、アシスタントから部長ランクまで、すべての仕事ができるようになっていました。
そうなると、現場ではもう新しく学ぶことがない
そもそも飽き性で、今まで何も続かなかった私が、なぜここまで頑張ってこれたんだろうと、あらためて考えてみました。
最初は、ランクに応じて仕事が変化するし、何事も新鮮だったから。
後半は、繰り返しの仕事であっても、常に自分が育成した大切なスタッフと共に仕事ができていたから。
『この子たちのために』という思いが、仕事内容よりも頑張るエネルギーになっていたんです
ところが、今やそのスタッフたちや作り上げた組織はすべて離されてしまった…
自分の中の、モチベーションが『仲間』であったことに、あらためて気付きました
じゃあここでオーナーを目指す
その選択がなかったわけではありませんが、オーナーとなれば全責任を負わなければなりません
それなら、人からもらった組織でなく、イチから自分でやりたいと思いました
そういうわけで、気持ちはかなり動揺していましたが、とにもかくにも、移動は決定
赤字店に行き黒字転換のためにできることを、コツコツとやっていく日々…。
なんだか、魂が喜ばない…
一生懸命やってはいるし、手を抜いているわけでもない。
お店の実績も上がってるし、新規顧客も毎月増えている。
でも、『めいっぱい』やっているかと言われればそうではない
それは、やってる自分が一番わかる
車の運転だって、ある程度乗れば操作にも慣れ、無意識に前後左右に注意できるようになり、スムーズに運転できるようになる
今日の通勤の道のりなんていちいち覚えてもいない。けどちゃんと無事に到着している。
仕事ができるようになるということも、それと同じことなのだから、別に悪い事ではない
必死にならなくてもそこそこの売上が出せることだって、悪い事では決してない
でも…本当は、必死になればもっともっと売り上げが出せる…ということを知っている
自責の念は募るものの、いつまで続くのか先が見えない繰り返しの仕事に、それ以上の努力も、エネルギーをあげることもできなくなっていました
このままじゃダメだ…
仕事に対して失礼だし、お給料をもらい続けることも苦痛になってしまう
とは言え、その店には私以外に営業ができる人がおらず、組織も弱かったため、すぐに辞めることもできませんでした。(まあ…だから移動されたんでしょうから…)
長年、お世話になった会社なんだから、お互いにとって円満退社にしたい
そのためにもせめて、営業を引き継げるスタッフを育てないと…
そう思い、なんとかかんとか、『次のステップに進みたい!』という自分の気持ちにフタをして、とにかく『今やるべきこと』に気持ちを切り替えたのでした。
可能な限り、目の前の仕事にエネルギーを注げるように…
次のステップへの道のりは、もうすぐそこの…はず…
続く。
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