==前回までのあらすじ=====

頭の形の良い子に育てたいという母の願いも空しく、

頭の形が斜めになってしまったたいちゃん。

 

悩んだ末、ヘルメット治療をやってみようと、

ヘルメット治療を行っている二つの会社に問合せしてみました。

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2020年当時、ヘルメット治療を手掛けている会社は、

私の知る限り二社ありました。

 

一社目は株式会社AHS Japan Corporationのスターバンド(以下、スターバンド)。

 

2007年にアメリカのスターバンドから日本への輸入を開始。

スターバンドの国内独占販売権を譲り受け、

一気に事業拡大していきました。

 

2020年8月時点で、約7千人の赤ちゃんの治療を行っているそう。

 

 

二社目はジャパン・メディカル・カンパニーのアイメット(以下、アイメット)。

元々株式会社大野興業が持っていた樹脂加工の技術で、
2012年に脳神経外科医と頭蓋形状矯正ヘルメットの共同開発を開始。
 
2018年に株式会社大野興業のメディカル部門が分社化され、
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが設立されました。
 
 
 
上記二つの会社に問い合わせたところ、
すぐに電話とメールをくれたのはアイメットの方でした。
 
2018年まで国内で競合なしでやってきたスターバンドは、
営業の電話とかきっと苦手。
 
ホームページの見せ方とかワーディングもアイメットの方がうまいですし、
SEO対策も万全。
「赤ちゃんの頭の形相談室」というメディアも運営しています。
 
その上写真を撮るだけで赤ちゃんの頭の歪みがわかるアプリを開発し、
グッドデザイン賞も受賞。
恐らくアプリを使ったらアイメットに誘導されるはず。

少子化とはいえ、赤ちゃんの頭の形が気になる人が増えれば、
ヘルメット治療の需要は伸びるでしょう。
 
我が子の頭の形なんて、あまり相談できる人はいないし、
相談しにくいことはみんなネットに情報や解決策を求めるので、
 
ヘルメット治療ビジネスは、
一早くネットでお客さんを捕まえる対策を打った方が勝ちな気がします。
 
 
街中でもアイメットをしている赤ちゃんをよく見かけますし、
後から出発して、
商売の基本やWeb展開を着々と行っている後続のアイメットが
グイグイとシェアを伸ばしてきているのを肌で感じています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いや私だれ?
 
 
 
 
 
 
 
 
それで二社を比較検討した結果、
私が選んだのは、
 
 
スターバンドでした。
 
 
 
アイメットもとても良さそうだったのですが、
特に惹かれたのが、
「日本人や日本の気候に合っている」というところだったのですが、
 

提携している病院によって値段に幅(当時45万円~58万円)があり、

高くて手が出せませんでした。
 
 
なので実績数で信頼があることと、

提携病院に関係なく金額は一律44万円のスターバンドのヘルメットを選びました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いや高いな。
 
 
 
 
二社比較したら安く感じたけど、
44万円っていったらだってあなた、
 
 
ユニクロの服100着以上買えちゃう金額よ?
 
 
私これまでの人生で一度も、
44万円もするもの身に着けたことないよ。
というか10万円だってないよ。
 
NETFLIXの「きらめく帝国 〜超リッチなアジア系セレブたち〜」に出てくる赤ちゃんも
ヘルメット治療してるのを見た時、
思わず「あっ!」って声が出たよ。
我が子、超リッチなアジア系セレブの赤ちゃんと同じようなヘルメットしてたって。
 
 
 
ああ、まあでも…歯の矯正も高いし…
こんなものなのかもな……。
 
 
我が子産む時
緊急帝王切開になって、保険金がおりてて良かったよ…。
 
 
私のあの時の痛みや傷跡で得たお金をすべて、
我が子の頭の形に還元する母の愛。
 
 
 
 
夫はヘルメット治療のヘルメットのことを
「赤ちゃんのロレックス」と呼んでいました。
 
 
 
 
 
 
つづく