心屋認定講師・心屋恋愛カウンセラーの齋藤沙織です、こんにちは。
沙織の生い立ちを書いていく人気シリーズ。
>>沙織の生い立ち④（ターニングポイント・今パパ・夢のはじまり）
ちょっと産みの苦しみがあって間が空いてしまいました。
想像以上にエネルギー使うんですよね、このシリーズ。
＊ ＊ ＊
さてさて。
産みパパからの莫大な慰謝料のおかげで
母子家庭ながらもアメリカに高校留学をさせてもらえた私が
次の進路先に選んだのは、中国でした。中国地方じゃないです、チャイナです。
帰国子女枠で日本の大学を受けようと思ったのですが
当時私が唯一興味があったのが言語学。
「言語学を学ぶより、語学をもう一個学んだ方が喰っていける！」
と思った私はまた留学したいと考えました。
一時帰国中に夏期講習を受けていた、ある日の帰り道。
本屋さんで
美味しい留学 〜アメリカと中国に同時留学！〜
という文字とともに
ハンバーガーと肉まんが載っている留学斡旋パンフが目に止まり（笑）。
あぁーーー中国か！考えたこともなかったけど、安く行けるしいいかも！
と思った私は、周りに色々と助けてもらい、大学からは中国に行くことにしました。
正直、何にも勉強せずにいきなり行ったので（若い・・・）
最初は、言語も異文化に慣れるのも大変でした。
中国はさすが大陸！毎日がカルチャーショックの連続！
飲食店で、灰皿はないから床を使え、と店員さんが言っていたり（私は吸いませんが）
店員が客にいちゃもんをつけて来たり
タクシードライバーさんは運転中に、鼻ほじりながら熱唱してたり
赤ちゃんはみんなお尻出して、そのままマックの椅子に座ってたり（やめてー！涙）
意外とカップルは学食で大胆にいちゃついていたり
カップルは激しい喧嘩をよくしているが男子は殴られっぱなしだったり
とにかくみんな声が大きくて喧嘩してるように見えたり
列なんて気にせずみんなが前に出るので至る所で渋滞してたり（笑）
かと思いきや友達と思った人には日本人以上に優しくてなんでも助けてくれたり。
毎日がネタの宝庫でした。笑
高校に続き、またもや寮生活をしたのですが
後から父が遊びに来た時に
「男の俺でも住めない」
と言われるほど、ちっさくて、汚くて、オンボロで、不便な部屋でした。
一部、留学生もいて韓国人の子たちにも可愛がってもらいました。
日本人は、正直、なんか日本から逃げて現実逃避してる人たちが多かった。
ただただ籍を置き続けて、留年し続けて、学校にもいかず寮で暮らしてる人とか。
胡散臭い商売始めようとする人とか。
同じ日本人でも、今まで出会って来た人種とは違う人たちで
すごく苦しかったな。
なんか、「あいのり」や「テラスハウス」みたいな
狭い中でくっついたり離れたり揉めたりする中途半端な恋愛に巻き込まれて
すごくめんどくさかった。
「もう無理！！！」
と思い、そこから離れようとした時に私は人生で初めて
「孤独だ...」
と感じました。
腐った奴らに巻き込まれたくない
って思い（いや、本当失礼な言い方ですみません）
「独りぼっち」
を選びました。
中国の子たちはすごくピュアで大好きだったけれど
やっぱり育って来た環境が違いすぎて、当時の私には
対等に信頼しあう、なんでも相談しあうというところまではいけなかったんですよね。
あ、中国の天津ってところにいたんですけど、まぁ田舎なんですね。
そして、北海道並みに寒いんですよ。
そんな寒くて、寂しくて、しょぼい建物や風景。
全ての景色がグレー。
友達もいない。
家族もいない。
裏切られたような気持ち。
信じられる人が誰もいない。
そんな風に死んだような冬を過ごしている時に
なんと、家族が揃って中国に来ることが決まりました！長期で！
父（今パパ）が退職することになったことをきっかけに
「せっかくだから中国行っちゃえば？」
と背中を押す母と（笑）
環境を変えたかった妹の３人にとって
ベストタイミングだったらしい。
私もつまんない奴らしかいない、孤独できったない寮から抜け出せて
綺麗で広くて安全な家に家族と安心して住めるので
もう願ったり叶ったりでした。
家族に救われて、本当に本当に嬉しかった。
両親と一緒に同じ大学に留学したので、割と学内では有名でした。（そりゃそーだ）
妹はインターナショナルスクールや日本人学校へ。
両親と私との３人で通学した経験がある人はなかなかいないと思います（笑）。
私も結構ネタの宝庫でしょ？笑
そこから、私はその日本人たちを見返すぞ！というゴールを自分に作り
死ぬほど中国語を勉強しました。
まともに受験とかしたこともなかったから、
この時が、人生で一番勉強した時期でした。
寝る時間と食べる時間以外は、全て勉強に注ぎました。
実際にはもう何も関係なかったんだけど自分へのプライドだったんです。
HSKというあっちのTOEICや英検みたいな資格があるんだけど
通訳できるくらいの級まで、そこからたった１年でとった。
そう。沙織は、日本語・英語・中国語を話せるトリリンガルです♡
そんなこんなでたった２年で中国留学も自分のものにした私は
知人にアドバイスをもらい、日本で働くことにしました。
中国は語学留学だったので、正式な大学に出たわけではないため
正社員は無理だって勝手に諦めていたけど
「第二新卒」という形でなら可能性があるんじゃないか
ってことで、今度は家族を置いて一人で日本に帰り、就活し、
行きたかった会社で営業事務として働かせてもらえることになりました。
面接を受けた時はまだピチピチのハタチ！笑
若い時からチャレンジし続けていましたねー。
父はその後、中国で、アメリカの外資大手企業に就職し
今もそこで働き続けています。（しょっちゅう日本に帰ってきます）
かっこいいな！って本当に尊敬しています。
ハタチのお誕生日の時に、現地のお友達みんなにお祝いしてもらいました！
ケーキがね！半端なく大きいの！
そして全然っ美味しくないんだよーーー！！！笑（当時の話ね）
次に続きます♡
>>沙織の生い立ち⑦(日本で一人新社会人生活 / OLから料理教室講師へ)
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