マズったなぁ
衛啓と煌俊 連れてモールに行って
フードエリア
なにか 食べる？と聞くと
まだ それほどお腹すいてないから要らないと
どしてよ 糾しても さすが 衛啓はわたしの子
口を割らないけど
佳那のガキの煌俊は
「僕たちは お腹いっぱいでも 食べられる
だけど お腹すいてても 食べれない子がいる」
あの 教育って意味じゃなく
二人 買い与えたお菓子を 投げ合いしてたから
その時・・・・
その時だけじゃなく 常に
君たちは 食べられる
だけど すぐそばに 食べられない人が居ると
特に 取引先のインドで 餓死した６歳児の話をしたから
その時 2人の表情見て
ヤバい・・・とは思ったけど
軽い気持ちで 言うもんじゃないわね
大人と子供の 心は違うから
だけど 教えなきゃならないこと
自分の目の届く処に それがあるなら
目を閉じて 腹を満たしなさい
自分が得たものなら 躊躇することなく
自分のために 満たしなさい
憐れみを手にしても なにも変わらない
少なくとも 自分が満ちていなければ
分け与えることもできないから
インドの病院で見てきたのよ
先進国なら 救える病が治らない
薬がない、お金がない
だから どうできる？
１P止血剤を贈っても 役にはたたない
言葉はいつも 綺麗な夢物語
だから支援を＿食べれない人が 食べれない人に
なにかを 送る
＿それは有りえない事
ただの言葉遊び
そして
身に着けたのは 現実を受け入れる術
自己満足だけの人生は送りたく無いから
その現実の中で 自分は健全に立っている事
満たされていること
衛啓にも 煌俊にも 教えることは
自分が満ちる事を考えなさい