共感するというのは私にとって難しいことの一つです。
自分も経験のあることならいいのですが、自分で体験していないと、どうにもこうにもそんなにわからない、想像はできるけど本当に体験していなかったら、そこで自分が思うことと他人が思うことはきっと違うし、、などという風にまぁ難しいのです私にとって共感するということは。
特に私はスポーツの分野においての共感が全くできません。
もともと私はスポーツが下手で嫌いです。何度泣かされたことか。
もともと成果の出ないことに努力するのが苦手なタイプ(母調べ)らしいので、
運動においては努力もしませんでした。たぶん。なのでスポーツに対して努力しているという姿をみても、共感するとまではいきません。
そんなわけで、スポーツ系のドラマ・映画・マンガ・小説にまず興味がないですし、見ても読んでも「すごいなぁ~」で終わってしまいます。涙を流す人がいますがわけがわかりません。
高校生の時に、「ルーキーズ」という野球ドラマの劇場版の鑑賞券を友達が持っていたので、一緒に見に行かせてもらったのですが、
熱い市原隼人とその熱い仲間たちが、甲子園出場かなんだかを決めたシーンで
横を見ると友達が泣いているではないか!?と大変驚きました。どこで泣くんや!?と全く理解ができませんでした。むしろ私がそのシーンで良いなと思ったのは、報道陣のカメラマン役の人が柵から身を乗り出し写真をとっていたとこです。なかなか身体を張ったリアルな演技だな~とその人に興味がわきました。
こんな風にいつもスポーツをする人に対して、共感することはあまりなかったのですが、
昨日の入浴中はハッと、スポーツ選手の思いが自分もわかるような出来事がありました。
リンスーを洗い流していたときのことです。
順調に洗面器でお湯をすくっては頭に流し、という作業を続けていたのですが、
次のすくいで私は少し大目のお湯をすくってしまいました。
リズムが乱れました。
いつもならそこでぐっと耐えて頭に流すというところまでこぎつけるのですが、
バイト終わりの0時、そしてシャンプーという第一関門を終えてのリンスーであったので、
腕が疲れていたのかと思います。
頭の上までそのお湯がたっぷり入った洗面器を持ってきた瞬間、
手から力がぬけ、洗面器がひゅるりと落ちていってしまう!!
スローモーションになりました。
頭が!頭が危ない!と思いました。
幸いなことに頭にはあたらなかったのですが、どうなったかもよく覚えていません。なにせびっくりしていたものですから。ただ頭に当たらなくてほっとしたと同時に、今まで私が手で感じ取っていた洗面器との信頼関係がなかったもののようにおもいました。
茫然としていてもしょうがないのでそのまま次のステップからだを洗うに進みましたが、
私はやはりショックを受けていました。
そんなとき、ふと、リレー選手のバトン渡しもこういう感じなのではないか、と思いました。
バトンを渡すのに失敗してすぱっと手から落ちていくあの感じ、きっとあれと一緒だ!と!
悔しい気持ちにも差はあれど、きっと一緒だ!と思いました。
私は自分の腕をつかってお湯を頭へとリレーしているのです。
こんなことを書くと絶対違うやろと思われそうだなとも思います。
実際に私も大きく違うとは思います。
でも、それでも何か同じようなことは感じられたような気がします。
共感は全く同じようなことをしなくても、
同じような気持ちで何かをすることでだってできるのだなぁと思いました。