ネットサイトの投稿コーナーで、
人に言えない性癖や行動、余計な心配事を
一般人がカミングアウトしたものが
一冊の本になっている。
例えば「公共の場でまとまったスペースをみると
側転せずにいられない」人や
「人の目をみるとき右目か左目、
どちらを見ればいいのかわからず混乱し、
話の内容がわからなくなる」人など
さまざまな人の「プチ狂気」が載っている。
「えぇぇえ!?」というものや「あ~わかる」というもの、
いろいろあるのだが読んでいて
思い出したのが私が子供の頃の「プチ狂気」
おえかきをする時、
必ず顔から足までかかないと
その描かれた人物は天国に行けないと思って、
必ず全身描いていた。
私の中では「おえかき帳ヘブン」なるものがあり、
人やキャラクターたちは描かれると
そこに行くのだ。
しかし、全身描かれなかったら地獄へいく。
そのため、飽き性の私でも、
顔がイマイチうまく描けなかったときも、
足まで書くことは一種の義務だった。
描き始めたからには天国に連れていかなければならなかった。
何度か、もう「顔だけでいいや」と
おえかきをする手を止めようとしたこともあったが、
そのたび、頭だけのマンガ顔少女が
地獄で私を恨む姿が見え、
おびえながら全身を描くのだった。





