『妊娠カレンダー』 小川洋子
タイトルが目に留まり、芥川賞受賞作と書いてあったので読んでみる事にしました。
何かしら受賞作は面白いだろうという安易な考え…

3つの作品が収録された短編集でした
3つ共に物語は面白い。ぐいぐい引き込まれる。
でも…。
3つ共に
で、結果どうなったの?
物語に散りばめられた出来事があまり解決されずに終わるパターンが続く…
『妊娠カレンダー』という作品は、
妊婦である姉に、妹がグレープフルーツジャムを作って食べさせてあげるわけなのですが、
妹はグレープフルーツに付着した農薬が胎児へ何かしら影響を与えるのではないかと危惧しつつも、姉には何も言わずにグレープフルーツジャムをひたすら作る…
そのあと姉は普通に出産して、あの農薬グレープフルーツの影響については…
特に触れない。。
つまり…
農薬のついたグレープフルーツがもたらす影響なんてのは、筆者にとってはどうでもよく、
グレープフルーツの農薬について、危惧しながらも姉には何も言わない、
姉と妹のような近しい関係の中でも、人間が係わり合う中で生まれてしまう『毒』みたいな事について
言いたかったのかなぁ。
違うかねー?
勝手な私なりの解釈だけども。
なんか…
私としては、物語に散りばめられた出来事がすごく面白かっただけに、解決されない感じが
すっきりとしなくて残念でしたん…
ちなみに小川洋子さんは『博士の愛した数式』
の筆者でもあるんですね~
頭の良い方なのだろうなーと感じました。




