前回の記事の続きです
その一


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②霊能の道の危険について


前述の通り、意思を超えた「縁」というのは
この道においては非常に重要なのです。それがなければ
さまざまな危険において、己の身を守ることができないのですから。
霊能というものは鍛えようとして鍛えられるものではありません。
何をしたから、霊的素養が増す、といった法則はないのです。
お役目を負った当初から比べれば、私が神仏からお借りする力は
増していますが、それは祭神や縁を結んだ神仏の
さまざまな指示とお役目を通して順序だてて強化されていったもの。
その縁がそもそもなければ、お借りすべくもありません。

ではどんな危険があるのか以下に記します。

A:障りを収める危険
 日々のご相談の中で霊ごとを訴えられる方のうち、八割以上が
 実は霊ごとではありません(よってそうお伝えしています)。
 しかし残り二割弱のなかには本当に霊的要因が実在し、
 そしてそのごく一部には生命も危ぶまれるような
 強度の障りが実在します。例えばご相談の電話を受けたその場で
 障りの基はこちらに飛んできて、私を衰弱させるような
 怒り猛った神もいらっしゃいました。障りの基と相対するに
 なんの縁も持たない、それを収る適正のある神仏の力を正しく
 お借りできないでは命がいくつあっても足りないのです。
 命がとられるほどの障りでなくとも、
 収めるのに気力を使い果たし白目をむくようなものもございます。
 ただの雑霊の浄霊でも、素人の方は見よう見まねでやるには
 危険が大きいもの。

B:自衛の判断基準がないのは自殺行為
 よそで「この障りは手に負えません。他をあたってください」
 といわれたという方も複数人いらっしゃいました。
 この発言自体は良心的な方と判断する一助となりえます。
 力に余ることを無闇に受けるのは、己を知らない愚か者であり
 ただの自殺行為でしかありえません。 私自身も過去に一件
 問い合わせの段階で祭神から「この話には関わるな」と戒められ
 その配慮によって、ご依頼なさっていらっしゃらなかったケースが
 ございます。もし今後生命を賭しても収められるみこみが全くない
 依頼が舞い込めばその旨お伝えすることでしょう。
 (それを言わずに「あなた霊ごとじゃありませんよ」という場合は
 真実霊ごとではないのです。嘘はつきません)
 戦略的撤退も必要。ただしその判断基準も己を知ることと、
 霊的素養が必要です。闇雲に舞い込んだ依頼を全て受けるのは
 地雷原を目隠しで歩くようなものです。
 
C:それは本当に神ですか?
 神仏の力をお借りする、という話をしていますが、この世には
 人にご助力くださる神仏より圧倒的にその名を騙る禍神禍物
 (まがかみまがもの)が多いもの。雑多で低級なものから
 かなり厄介な障り神まで実に多岐にわたる騙りは、
 隙あらば霊的素養をもつ人間をたぶらかしし嘲笑おうとしてきます。
 それを見抜けなければただいたずらに踊らされるばかりです。
 また、力ある神と繋がりをもったらもったで、
 その人間を嘲笑えば神仏に唾吐けると勘違いした禍神の
 障りを受けたりします。

D:迷惑な同業(とされるのも嫌な)者
 「よそで~と言われて不安に思いました」という方を
 鑑定の結果何の霊的要因もない事例が多いもの。
 この道の者に虚実入り混じっていることは当然の条理です。
 しかし中には悪辣な呪詛の類を生業にしているものもおり、
 中には本物もいる為、そういった呪詛の凪に関わる
 障りを収めるには危険があります。

E:常にマイナスな気を受けると思って頂ければ
 細かい話ですが、通常の生活でも悩み相談は真剣に聞けば
 聞くほど疲れるものです。悩んでいるわけですから
 相談なさる方は負の念をまとっていて当然です。
 それに常にさらされているわけですから
 精神が繊細だったらあっというまにまいってしまうでしょう。

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以上説明してわかりやすい部分、お伝えして差しさわりのない
部分のみを書いてみました。
まっとうな霊能者として日々を送る、というだけで
覚悟しなければならないことは存外多いのです。
それらはお役目を負うかぎりは、己の責任において
対処し続けなければならないこと。
霊能者がなりたければなれるわけではない、というのは
この経験から実感した私の忌憚ない本音でございます。

それでは次回の記事では危険というよりは、この道の
細かいデメリット、そしてメリットについて記載します。

担当:巫


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