フランス(2013年)|肉を切らせた上に骨をも粉砕させた件 | サオタビ!!

サオタビ!!

国内・国外・どこでも面白そうなとこ、綺麗なとこ、本気で行くよ!ついてきな!

『パンがなければブリオッシュ(お菓子)を食べればいいじゃない』
と言ったのがマリーアントワネットではなかったという話を知って、
「マリーさんもとんだ災難だったなぁ・・・」と思った昨年末。


ちなみにわたくしが何か言うとしたら

「宿がなければ野宿をすればいいじゃない」
※参考記事

「休暇が欲しけりゃ航空券を取ってしまえばいいじゃない」
※参考記事

「食べるものがなければ奢ってもらえばいいじゃない」
※参考記事


てな感じでしょうか。
最後はただの集り(たかり)です。





さてさて、正月は実家で引きこもっていただけなので過去の旅の話でもしましょうか。
2013年に行ったフランス旅のお話です。
ちなみに過去旅の話は基本的に印象に残ったところの抜粋なので、
皆様の旅の計画等には1ミリたりとも参考になりませんのでよろしくちゃんスマイル




フランスへ行ったのは2013年のお盆。
2012年に南米へ一緒に行った、フランス在住のマリコ様(※マリコ様との出会い詳細はこちら)に会いに行ったのです。
お供は毎度おなじみボリパン王子
では、行ってみよう!





フランスに到着した初日。
この日はマリコ様の案内のもと、パリ市内の観光に出かけました。
全て、マリコ・ツアーに丸投げです。

セーヌ川クルーズをし、凱旋門を経てモンマルトルの丘へ。
そして事件はモンマルトルの丘からルーブル美術館へ移動する時に起こりました。



移動の為にモンマルトルの丘の最寄の地下鉄の駅へ。
地下鉄のホームには沢山の人がいました。
待つこと数分、ホームに電車が入ってきました。


電車のドアが開きわたくし達より前にいた人々が乗車し始めたのですが、
チンタラしていてなかなか電車に乗れない。
そうこうしていると、発車ベルが鳴りました。


『やばっ!乗るよ!』
と人を掻き分け電車に乗り込む王子とマリコ様。
マリコ様が乗り込み、王子も体半分乗り込んだところで電車のドアが物凄い勢いで閉まりました。
ドアに挟まる王子。
厳つい乗客達が必死でドアを開け、挟まった王子を車内へ。


そしてその時わたくしはというと
ホームに取り残されていた。
ええ、何だか沢山の人に阻まれて乗れなかったんです。
そんなわたくしをドアが閉まらぬよう体を張りつつ呼ぶ王子。
何故か彼の周りの乗客も一丸となって閉まるドアを開けてくれている。



『SAORIさん!はよー!』
  ↓
(発車ブザー)
  ↓
ガシャンッ
  ↓
王子、ドアに挟まれる
  ↓
厳つい乗客達がドアを無理矢理開ける
  ↓
『SAORIさん、はよ乗って!!!』
  ↓
(発車ブザー)
  ↓
ガシャンッ
  ↓
王子、ドアに挟まれる
  ↓
厳つい乗客達がドアを無理矢理開ける



という光景が目の前で何度も繰り返される。
王子挟まれすぎだろ、コントか。





その様子をまじまじと眺めていたわたくし。
王子の必死の呼び掛けに対し、

「わたくしの事は心配せずに、」
「先に行きなっ(`・ω・´)bキリッ」






『・・・・・・』
『この人何言ってんの!?』
出ました、全ての人の良心を無へと還す発言。物凄い破壊力です。
一体誰の為に王子は体を張り、乗客はドアをこじ開けていたのでしょう。
そう、わたくしという馬鹿の為です。
このままでは王子は肉を切らされ損です。


『訳分からん事言ってないでさっさと乗って!』

「降りる駅で待ち合わせればいいから!」
「後から追いかけるから大丈夫だy




マリコツアーに丸投げで、降りる駅知らない・・・



「大丈夫じゃないわ!!」


驚異のスタートダッシュでホームから電車へ滑り込む。
最初からそうしてりゃ良かったのに。
無事乗車し、ドアを押さえてくれていた乗客に
「めるしー!めるしー!」
とメルシーの安売り。


『乗れて良かったね~SAORIさん!』

「いやー王子ありがとね~」
「ナイスな体の張り具合だったよ~」


『せやろ!』
『もっと感謝しな!』

と3人で和気藹々と談笑。
も、束の間。


『あれ…?』

「ん?どしたの?」

『俺のスマホが…ない…』
『多分、さっきのドタバタに乗じて』
『盗まれた…』




さっきのドタバタって。
王子がドアに何度も挟まれつつわたくしを電車に乗せようとした件ですよな?
肉を切られた(ドアに何度も挟まれた)上に、骨をも砕かれた(スマホを盗まれた)王子。



『SAORIさんがさっさと乗ってくれれば!泣』

「ごめんごめんっ!」
軽すぎる謝罪です。殺意が沸きますね。

「でもさ、」
「そんなファスナーすら付いてないポケットに入れてたら」
「そりゃ盗まれるわよ。」

挙句の果てに説教垂れやがった。

「王子、よく盗まれるよね!」
「もう盗難のプロだね!」

こうしてスマホを盗まれた王子。
警察に行って盗難届けをもらいました。





・・・なんて事があったなぁ。
ちなみに盗難のプロである王子の戦歴は、

①ベトナム:iPod Touch
②ポーランド:サブバッグ(PC,一眼レフ,コンデジ,ドル現金など)
③日本(関空):コンデジ(SAORIが貸したやつ)
④フランス:スマホ
⑤エチオピア:変換アダプター

盗まれすぎです。
もう、王子が何を盗まれても誰も心配しません。
しかもその他に、カメラも5台くらい破壊しています。
盗難にあった際の対処と携行品損害の請求はスムーズに行えるようになったそうです。


皆様も盗難には気をつけて!
一番大事なのは命だけどね!

---------------------------------------------
結局何が言いたかったかと言うと…
さっさと電車に乗らなくてごめんなさい!

バナー
これわたくしが喜ぶのでshokoponお願いします。

今日も読んでくださってありがとうでしたseiseisei
シャロームsei