やさしさに包まれた件 | サオタビ!!

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「ペットフードはドギーマン!」



10~20代の若者が徹夜明けのテンションが高いのと同じで、
わたくしの野宿明けのテンションも高い。
そう、思わずドギーマンの宣伝をしてしまうくらいに。



時刻は朝5時。こんな早朝から高城山展望台に写真を撮りに来る人がチラホラ。
そんな中、写真を撮っていたひとりのおじさんと仲良くなった。
(わたくし感覚では仲良くなったと思っている)





基本的に流れに身を任せ、カメラや写真の勉強はせず、
なんとなく感で乱れ撃ちスタイルのわたくし。

それに対しおじさんは色々勉強して、毎日写真を撮りに行って、
作品を出したりもしてるとの事で色々お話を聞かせてもらいました。





で。おじさん一押しの構図を真似させてもらったった。
吉野山 高城山展望台この手前から奥へ続いて行く小路をいれて撮るのがポイント。
おじさんは桜の季節以外にもここで写真を撮った事があるそうで、
霧が出ている時にこの場所で撮った写真がなんとも幻想的だったそうな。



「夜中雨が降る予報だったから、今朝も霧が出ると思って撮りに来た」
というおじさん。残念ながら夜中雨は全く降らなかった。

「残念だ。本当に残念だ。」
「ここで霧が出たらすごい幻想的なのに。」
「今日は霧を撮りに来たのに。」

ものすごい残念がりようだ。
こんなに残念がった事はわたくしにあるだろうか。





・・・。





思い出せない。その事実が残念だ。
あ!デモのせいでマーブルカテドラルに行けなかったのは残念だったな!



「霧出たとこ、見たかったな。」
そんな話をしていたら。
突如頭上を暗雲が立ち込め、激しい雨が降り出しました。奇跡!!!
そして上手い具合に霧まで発生してくれたもんだから、おじさんとわたくし、テンションアゲアゲ↑です。アゲアゲ↑とか、今言わないよね?





霧が出るとこんな感じに。
吉野山 高城山展望台おおう。雰囲気違いますなぁ。






ここが。
吉野山 高城山展望台

↓

こんな感じに。
吉野山 高城山展望台






ここが。
吉野山 高城山展望台

↓

こんな感じに。
吉野山 高城山展望台上の写真と同じ場所なのに数分でこの違いです。






「この写真にタイトルを付けるとしたら…」
「“霧中の散歩道”でどうだ?」

吉野山 高城山展望台タイトル:霧中の散歩道(おじさんのパクリまくりまくりすてぃ)





おじさん、霧出て本当に良かったね!
吉野山 高城山展望台写真を一通り撮り終わったところで。
「下まで車で送ってあげようか?」
とおじさん。

「えっ、悪いですよぉ」
「えーいいんですかぁーキラキラ☆

吉野山には善人しかいないようです。





おじさーん!待ってー!
吉野山こうして車で途中まで乗せてもらう事に。



途中、「この辺撮りたい」と言うとおじさんは車を停めてくれてまた一緒に撮影会。
吉野山 高城山展望台いい人だー。
おじさん、本当に楽しい時間をありがとうございました。
またどこかでお会い出来たら楽しいなー!







さて。わたくしが何故下まで送ってもらわず途中で降ろしてもらったかと言うと。
お土産買って温かい朝食が食べたかったから。
まずは前日に我慢出来ず買った蛙の置物。
吉野山


こちらのお店で購入しました。この日も追加で購入。
吉野山
桜三昧 器のやまもと
y’shttp://www.mjnet.ne.jp/u-yamamoto/





で、向かいに佃煮屋さんがありまして。
朝はまだ観光客も少なく暇なのでしょう。
店員のお兄ちゃん(22歳)が
『おねーちゃん!試食してって!』
と強く言うもんだから。

「(モグモグ)うまー!これはー?」
手に乗せてもらう。
「(モグモグ)うまー!これもー!」
手に乗せてもらう。
「(モグモグ)これもたまらんなー」
手に乗せてもらう。
「(モグモグ)さっきのもう一回!」
という具合で片っ端から全部食べてやりました。
吉野山最終的にきゃら蕗の佃煮500円を購入。好きなんだな、きゃら蕗。






佃煮屋さんを後にし、朝食に葛うどんでも食べようとロープウェイ吉野山駅の近くのお店のメニューを外から眺めていると。
さっきの佃煮屋のお兄ちゃん(22歳)がコーヒーを買いに来ました。

『おー!ねーちゃん、何か飲むか?奢ったるわ!』
というお兄ちゃん(22歳)に
「葛うどん食べたい。」
とまさかの直球で食べ物を要求するわたくし。



(今、改めて自分の卑しさに毛先が震えております。)



するとお兄ちゃん(22歳)、財布から千円札を取り出し、
『おばちゃん!このねーちゃんにうどん食わしてやってや!』
とお店のおばちゃんに千円を渡したぁぁ!





I・KE・ME・N!!!
イズディスアペン?
イエス、ディスイズタカスクリニック.
OH、No…
(あ、意味ないから)




何ていい奴なの、佃煮屋のお兄ちゃん。
その心意気がイケてるメンすぎて悶え苦しみそうだわ。
「ありがとう!!!」
昨日からでっかいバックパックを背負って吉野山をうろついていたわたくし。
こんなにも沢山の人のやさしさに支えられて…幸せですぜ。



こちらが22歳(10歳近く年下)のお兄ちゃんに奢ってもらった葛うどん。
彼のお店で500円の佃煮を購入し、700円の葛うどんを奢ってもらう。
ギブ・アンド・テイク多め。
吉野山
葛うどんはつるつるで、汁はとろとろで、温かく優しいお味で、
昨夜コンビニの冷たいおにぎりで済ませたわたくしの体にしみわたりました。





葛うどんを食べていると突如鳴り出したわたくしのスマホ。
「あ、姉の旦那のお母様だ」


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次回、姉の旦那のご両親と和歌山観光!
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これわたくしが喜ぶのでshokoponお願いします。

今日も読んでくださってありがとうでしたseiseisei
シャロームsei