猫でである。
名前はまだない。
夏目漱石さんと言えば、皆さんもご存じ、前1000円札のお方
( 今は野口英世さんですね )
教師を経て小説家へ転身されたんだったかな・・・
そんな夏目漱石さんの代表作は数々残されておりますよね。
処女作である、「 我が輩は猫である 」 は、猫好きな自分にとっては、とっても印象深い作品で
タイトルにもするくらいだから、猫好きな方なんだなって思ってたら、
どちらかというと、猫より犬派で、猫はちょっと苦手だったのかな?
冒頭の 「 名前はまだない 」 という言葉に、学生の頃とてもインパクトを受けましたね
私たち人間が、普段猫を観る気持ちを、作品では、猫(我が輩)が、人間を観て思っているであろう世界を
文章にするって・・・
当時の夏目さんにどんな心情だったのかたずねてみたいですね
人間が思ってる以上に、猫も人間を観てるんだろうなって思うこと、ありますもんね
ほかにも、「 こころ 」 「 草枕 」 「 夢十夜 」 「 坊っちゃん 」 ・・・
まだまだ他にも多くの作品を世に残された文学者だなって。
そんな夏目漱石さん、意外な一面があったのだなって思ったのは、これまた学生の頃の話。
超がつくほどの甘党だったそうです。 それは
病気を患っていてもなお、自分の大好きな甘いお菓子には目がなかったそうで
奥さんは夏目さんの体を気遣って、いただいたお菓子など見つからないように隠していたけど
子供は、病のことはしらなかったので、夏目さんにお菓子の在処を聞いて答えていたそうです。
昔の文学者といえば、たばこを吸いながら髪をわしゃわしゃしつつ、机で目の前にある原稿用紙と格闘している
という自分の中の印象があったのですが、夏目さんは意外でした。
そして、始まりにもお話しましたが、夏目さんは、
近所の猫がなくなった際、名前もつけていなかったその猫を弔うために、猫のお墓や、知人宛に
猫の死亡通知書を送ったのだとか。
彼にとって猫ってどんな存在だったんだろう・・・
人が亡くなったときと同じく猫に対して、敬意を払ったのではないのかな
って改めて、彼の奥の深い想いがそこにはあったのかなって思います
今では確かめることなどできませんが、自分としてはそう思いたいのかもですね
夏目漱石の本読んだことある?
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