私にはこちらが心配になるくらい良く働く友人がいます。
朝6時くらいには活動し始め、病院での仕事を終え、帰ったら創作活動をし、合間に株の勉強したりとまぁ、よく動く。
休みの日にはお知り合いのお店の手伝いをしたりしているとの話も聞いたので、本気でこと切れるまで休む様子がありません。
星を見てみたら火星がOOB、しかもMCに10ハウス側でカルミネートしていました。
OOBとは赤緯という手法でホロスコープを見た際に23度27分(10進法で23.45度)以上の数値のことで、OOBとなると惑星の影響やパワーが強まるという概念です。
OOBになるのは月、水星、金星、火星、木星、天王星、冥王星のみで、ほかの天体は23度27分を超えたとしてもOOBとはなりません。
MCは社会的目標を示した感受点です。カルミネートとはMCに一番近い天体のこと。
カルミネートしている天体は社会的目標で一番その天体の強みを発揮します。
火星は情熱や活動を表します。OOBなので特に強く表れるでしょう。それがカルミネートしているのだからこと切れるまで働く、オーバーワーク気味になるのも納得です。
私もオーバーワークになりやすいとよく言われますが、それは月とベスタのクインカンクスがあるからだと思います。
クインカンクスは調教や訓練といった意味のあるアスペクト。
ベスタは義務と集中力という意味があり、月に対して「○○してほしい」などという要求をして月が応えようとします。
月は4ハウスなので、「○○してほしい」と周囲から頼まれれば家に帰るのを後回しにするといったイメージです。
火星は能動性を表すので、無意識のうちに自分から動いていることが多いです。
対して月とベスタのクインカンクスは訓練という意味からも分かるように受動的な行動になるのでどちらかと言えば”やらされている”という気持ちのほうが強くなりがち。
同じオーバーワークでもモチベーションが全然違います
友人は仕事に対してポジティブで、マルチに動けます。これは火星が双子座に位置している影響もあるでしょう。
私のアスペクトはマイナスなことに気を向けがちではありますが、受けている恩恵に気づくことが友人のように仕事を楽しむことに繋がるのかもしれないと感じました。
同じ意味を持つものでも天体の関係性によっては自覚する意味合いが大きく変わってくるのもホロスコープの面白さですね
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