本日の宿は切明温泉・雪あかり
大きな建物
豪雪地帯だそうで、冬となると5メートルも雪が積もるのだそう。なので柱も太くて立派
まだ30歳くらいだろうか、笑顔が素敵な女将さんが出迎えてくれる
本日は私と、兵庫県から来られたご夫婦の2組が宿泊
現金払いだけということで、手持ちの金で足りるか心配だったが、到着してすぐにビール!ビール!たちまちロング2本を空けてしまう
一息ついて温泉へ
雪あかりには内風呂と露天風呂がある
一期一会の暖簾をくぐり、まずは内風呂へ
10人サイズの大きな湯船
浴室は硫酸塩由来の甘い匂い
ご主人が湯量を調節して、適温42度にピタリ設定
ここでは湯に浸かったり湯べりに寝そべったりして過ごす
続いて露天風呂へ
建物の脇を進む。と
不法侵入を試みるアオダイショウちゃん
露天風呂は43度
天気も良いので気持ちいい
茹だると湯べりに寝転んで歌っていた
人生最良の日ではないか
夕食はホールで
隣の席のご夫婦も苗場山に登ってこられたらしく、話が弾む
気さくな奥さんと大阪弁のご主人
O大学の教授ですって。凄いな
よくよく聞くとお住まいも川西で、私が伊丹勤務の頃住んでいたところのご近所だとか。よく通ったハンバーグ屋さんの話で盛り上がる
客同士で盛り上がっていると、女将さんがこの辺りの紹介を始めてくれた。酒でフラフラの私は女将さんが何を話してくれたかすっかり忘れてしまった(ひどい!)が、歌うように話す女将さんが可愛くて魅入ってしまった
その後ご主人と弟さんも加わり、ホールで弟さんがピアノを弾いてくれて大盛り上がり
どうやって部屋に戻ったか覚えていない…
翌朝、食事の時に今度はご主人が雪あかり周辺の地物について説明してくれる
山のこと、山菜のこと、イワナのこと
特に興味を引いたのは街道のこと。ここから群馬県の野反湖に続く塩街道があったのだとか
昭和になると上流にある渋沢ダムを作るために東電通路と呼ばれる水平歩道が切り開かれた
中津川に架かる吊り橋を見に行こうという話になり、ご主人に裏山を案内してもらう
雪あかりは中津川沿いに広大な裏山を所有しているが、これが見事な原生林
近道ですよ、といいながらご主人が稜線を登る
息を弾ませながらついていくと、一本の木の前でご主人が立ち止まる
ご主人「いつもね、この木の上で昼寝してるんですよ」
と言うなりホイホイと木に登って二股になったところに良い塩梅に身を預けた
なんて羨ましい人生なんだ
林道まで出た
(ベニテングダケ)
(ヤマワサビとフキ。見分けつきますか?)
(ミズは山菜の中でもアクがなくて美味しい)
ご主人とはここでお別れ
三人で吊り橋に向かう
(木漏れ日の中を進む)
(水はまさに清冽)
吊り橋が見えてきた
吊り橋から覗くと、大きなイワナが泳いでいた
ここでご夫婦とお別れし、次の温泉に向かう
美味しい料理と素敵な宿の人
そしてご一緒になったご夫婦
この日の旅は今年一番思い出深いものになりました。皆さんありがとう
切明温泉・雪あかり
長野県下水内郡栄村堺17879-1
0257-67-2255
何たる不覚
成分分析表の写真を撮り忘れてました。
どなたか切明温泉の成分分析表をお持ちの方はお知らせください
R405は酷道。全線通行注意
奥志賀高原からも林道で通じているが、こちらの方がまだ良い道か。いずれにせよ対向車、動物の飛び出し注意
駐車場は5台分