7月末、荒天のため撤退した剱岳
リベンジしてきました
今回は1泊2日にギュッと詰め込んで、初日に立山三山、二日目剱岳
まず初日
安曇野を走っていると、鹿島槍ヶ岳あたりにオレンジ色の雲。これは吉兆か凶兆か
立山への長野側の玄関口、扇沢
8月17日はまだ夏休み期間だと思うが、通常ダイヤで始発は7時半。5時半に到着したので券売機の前で2時間待った…
室堂に9時到着
雷鳥沢まで降りて急いでテントを張る
(テント内。干してるのは靴下と手拭い)
ここから反時計回りに立山三山を巡る
雄山〜大汝山〜真砂岳〜別山
雄山までは比高差800メートル超の登り
今年初ライチョウちゃん
頂上の神社
神主さんがいた
ここからは気持ちのいい縦走、の筈だが雨混じりの霧で何も見えない。時折霧が切れたところで写真を撮る
(大汝山あたり)
(真砂岳あたり)
剱御前小屋まできた。眼前に見えるはずの剱岳は霧の中。明日は大丈夫かしら
ここでビールを飲んで復活、千鳥足で雷鳥坂を下りテントに帰還
大汗をかいたので両足攣って悶絶
夜、雨が上がる
これはいける!
翌朝2時行動開始
マルタイの棒ラーメンを朝ごはんにして3時半にテントを発
雷鳥坂はヘッデンをつけて登る
一人の心細さよ
剱御前小屋から剱沢を目指すが、雪溪の手前まで降りると前から熊の鳴き声。結構近い
慌てて回れ右して、剣山荘経由に切り替える
この辺りで日が明ける
それまでは濃いガスで覆われていた剱岳も、
山頂こそ見えないが、その山体を明らかにする
神々しいまでのその姿に興奮。本当にあの山に登れるのか
別山尾根経由だと、一服剱〜前剱、そして剱岳本体と続く。カニのたてばい、よこばいで有名な剱岳本体は当然険しいが、前剱もかなり険しい
前剱5番鎖場。架かっている一本橋を渡って鎖のついている岩場をトラバース。回り込んだところを直降
この後も平蔵の頭(ずこ)、平蔵のコルと難所が続く
(平蔵の頭)
(剱岳から見た前剱。左の鋭鋒が前剱、右の丸峰
が平蔵の頭)
平蔵のコルを降るといよいよ剱岳本体
裾の岩の襞が険しすぎて近代以前は登るのを禁止されてたとか
難所で名高いカニのたてばい
30メートルの岩場を直登するのだが、ここはよく整備されていてそれほど難しくない
たてばいを過ぎ、ひいひい言いながら岩場を登るとようやく山頂
この頃にはまたガスが…
(途中一緒になったおじさんと)
下山もしんどい
いきなりカニのよこばい
鎖を掴んで、その下の岩の切れ目に足を入れてトラバース
何が怖いかって断崖絶壁、落ちれば奈落の底
ぎょえー
この後も12番鎖場(平蔵の頭)が続く
実はこの12番鎖場が核心ではないか。鎖で直登した後、大きな一枚岩を鎖なしでトラバースする。雨なんか降ってたら泣いてたな
この頃には足も手も攣りはじめる。足はよくあるが手が攣るなんて剱岳が初めてだ
なんとか剣山荘まで戻り、お昼ご飯
おお!夢にまで見たコーラとカップヌードル
(コーラは一気に半分以上飲んでしまった)
ここからは敗残兵のようにトボトボと剱御前〜雷鳥坂〜雷鳥沢のテン場に戻る。本当はこの日のうちに松本に帰るつもりだったが、もう一泊していくことに
雷鳥沢ヒュッテでお風呂を使わせてもらい、テントに戻って晩御飯。とにかく塩気が足りないのでマルタイ棒ラーメンにインスタントの味噌汁をぶち込む。しょっぱい、けどうんめえ!
こうして今年の登山最大の目標だった剱岳登山完了。次は9月、表銀座から槍穂縦走と繋いで途中ジャンダルムを獲るロングコース目指します