前回、くつの館のご主人に共同浴場について問うたアンプさん
ご主人「じゃあ、入っていくかい?」
アンプ「お、おお!」

奥に引っ込んだご主人
改めて出てきたその手には電磁鍵が!


ご主人「通りに出て30メートルほど下った左手にあるからね」



ありがたやありがたや



おお、ありました大湯熱の湯



立派な看板でんな

中からかけ湯の音がする
地元の人がいるのだろう



電磁鍵を開けると



シンプルな脱衣所



浴室に入る
私より少し上のお父さん
湯べりに腰掛けて体を洗っている

挨拶して私も湯べりに座り体を洗い始める
湯温は44度。結構熱い
お父さんは体を洗い湯に浸かる

と、湯口を操作し始めた
湯量を増やしてくれているのだ

ここの湯口はなかなか機能的



湯量を調整する板が刺してある
全部抜くと勢いよく源泉が投入される
しかし源泉は60度を超えているので、たちまちアッチッチになる
3〜4人が一斉に体を洗うときなど、ここを全開にして且つジャンジャン加水するのだろう



板を刺すと湯はほぼ止まる
一番風呂など、たぶんチンチンに熱くなっているからこうして加水かな



小さい穴が開いている方を刺すと、丁度良い湯量が投入される

これはいいでんな

お父さんに話しかける
ア「毎日こられるのですか」
父「ですね、雨降らなければ毎日来てますよ」
ア「子供の頃から通われてるのですか」
父「いや、私十年ほど前に東京から移住してきまして…スノボとかスキー好きが昂じてですね。実は浅草の生まれなんです」
ア「へええ、それは羨ましい」

そこから熱の湯の利用形態について話を伺う
毎月千円徴収されるが、毎日入り放題だという
なんと羨ましい

家の風呂みたいに使ってくださいね、と言い残してお父さんは帰っていった



お言葉に甘えまして、ガンガン源泉投入してチンチンのアツアツにしましょう
おお、指先が痺れてきましたよ
お湯は少し塩味のする淡い湯
キシキシの湯ざわりは硫酸イオンのおかげ

こうして思いがけず大湯熱の湯に入ることができたアンプさん
くつの館に戻り、ご主人に有難うございましたとお礼を言う
ご主人「熱かったでしょう」
アンプ「いやはや、真っ赤っかになりました」
ご主人「ははは、昔はもっと熱かったんですよ」

沓野温泉も良いところではないか

大湯熱の湯
長野県下高井郡山ノ内町平穏1158
無料
時間不明

熱の湯源区
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
(低張性・中性・高温泉)
成分総計1.083g/1kg
pH7.0
泉温63.4℃
ほとんど無色澄明、塩味・苦味を有する
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン200.5mg
カルシウムイオン95.5mg
塩素イオン253.3mg
硫酸イオン306.2mg

沓野の集落の中。道狭し注意
駐車場はない模様。私はくつの館に停めたまま向かいました

オマケ



向かいにあった温泉の湯口
洗濯場かな?