湯田中温泉は広義の呼び名
湯田中、新湯田中、星川、穂波、安代の5つの温泉地の総称
鳴子温泉郷が鳴子、東鳴子、川渡、中山平、鬼首の5つの温泉地からなるようなものか
以前安代館に宿泊し、安代大湯と開花湯は回ったので、今回は湯田中温泉の宿を取ってその辺りの共同浴場に入ろうという魂胆

山崎屋旅館に着いて驚く
なんと、安代館の向かいにあるではないか



(部屋の窓から。向かいの建物が安代館)
聞けば山崎屋さんも安代温泉
写真中央やや左上に写っている常夜灯に分湯桝があり、そこから安代大湯と山崎屋さんに湯が配湯されている

安代温泉
私にとって特別の温泉
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そう、ここで北信に伝わるあつ湯入浴法を体得したのだ
というわけで今回はあつ湯のお礼参り
まずは内湯へ
元々は男女別の運用だったであろう二つの風呂
今はどちらも貸切制
立派な方は一回30分の予約制にしており、小さい方は空いている時はいつでも使って良いようになっている

まずは大きい方へ



立派な風呂
縁は檜か

手を入れる



や、やはりお主は大湯の系譜
っていうか同じ湯か!

洗面器でじゃぶじゃぶ湯を揉む
ていうかやっぱり入れる気がしません!

というわけで素直に水道の蛇口をひねり加水
野沢温泉を知って以来、なんだかあつ湯に弱くなってませんか?
湯は石膏の甘い匂いがぷんとする硫酸塩泉
キシキシの湯ざわりが気持ちいい

晩御飯の後、近くの射的屋へ



おっさん一人で射的屋に入り、店の人にスマホを渡して撮影を強要
「どや?当たりそうやろ?岸和田のゴルゴの腕前見せたるわい!」
「パン!」「あれ?」
「パン!」「おかしいな」
「パン!」「スコープついてへんから調子でえへんな」
500円で参加賞のコアラのマーチをゲット

その後、近くの中華屋に入りビール



一人で店を切り盛りする女将さん
なんと御歳96!
あまりのシャキシャキぶりに年齢詐称を疑う
いつまでもお元気で

翌朝、小さい方の浴室へ



こちらもチンチンに熱い
水で埋めて酔い覚ましの湯

ご飯も美味しいし、良い宿だと思いました

山崎屋旅館
長野県下高井郡 山ノ内町大字平穏2299
0269-33-3025

共益会11号ボーリング
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
成分総計1.504g/1kg
pH8.3
泉温91.3℃
湧出量75ℓ/分
ほとんど無色澄明、微硫化水素臭、微塩味、微硫黄味を有す
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン351.9mg
カルシウムイオン65.1mg
塩化物イオン482.8mg
硫酸イオン234.4mg

渋温泉街のとっかかり。川沿いに面した方に駐車場がある。とはいえ恐らく最初は表の方に行ってしまうだろう
表は渋の温泉街に続く石畳の道。歩行者注意
駐車場は裏に5台分