今夜の宿は五色の湯旅館



五色の湯は秘湯界のビッグネーム
しかし湯巡りを始めた頃には既に立ち寄り湯は受けなくなっていた。今回ようやく宿泊



一人で泊まるには立派すぎる部屋
窓の外を見ると既に木々は葉を落としていた
むう、一週間遅かったか…あっ!



カモシカちゃんだ!

さて、食事までまだ時間があるので早速温泉だ
階段を下りて渡り廊下を進むと湯小屋がある



貸切風呂、男女別の内湯と露天風呂
まずは貸切風呂だ
浴槽は二人サイズ



おっ、一番風呂か。膜が張っている
ピリリと熱い44度
硫化水素の匂いがプンプン

白と黒の湯の花が舞う
そして泡のような湯の花も



これは珍しい

さて、続いて内湯



ふむふむ、少し緑がかった濁り湯
こちらは42度くらい
同じく硫化水素臭がプンプン

そして露天風呂





やや灰色がかった湯
こちらは湯量が少ないのと外気に触れるのとで37度くらいのぬる湯



湯口は硫化水素由来の湯の花がユラユラしているが、これが千切れて大量に湯の中で舞っている
黒い湯の花も沢山舞っているが、湯は鈍りがち

貸切風呂の湯が一番よいと思い、以後は専ら貸切風呂を使う

翌朝チェックアウトの時に、何やら見たことのない器材を見つける



アン「これはなんですか?」
主人「これはですね、クマ除けの器材です」
アン「え?これでクマが来なくなるんですか?」
主人「これ、ピーピー音が鳴るんですが、クマには地震が来る音に聞こえるらしいんですよ」
アン「え?地震」
主人「はい。この器材は自治体から借りているんですけど、自治体の人がそういってました」

あの、クマに詳しい人いたら、ホンマかどうか教えてください

五色の湯旅館
長野県上高井郡高山村奥山田3682ー6
026-242-2500
日帰り受けてません

五色の湯 元湯
含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性・中性・高温泉)
成分総計1.288g/1kg
pH6.9
泉温62.1℃
ほとんど無色澄明、強硫黄味・苦味、硫化水素臭を有する。
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン140.4mg
カルシウムイオン137.1mg
塩素イオン164.2mg
硫化水素イオン12.2mg
硫酸イオン330.8mg
炭酸水素イオン129.3mg
県道66号沿い。動物注意
駐車場は15台分