宿を出て、残りの共同浴場に向かう
まずは新田の湯



最近建て替えられたのだろう、真新しい浴舎

中に入ると先客が一人
地元の人だろう、奥の洗い場で髭を剃っていた



(ネットより)
中央に8人サイズの湯船。周りは石の洗い場

対面手前の湯べりに腰を下ろし、今日3度目となる石鹸泡おこし
いい加減尻が痛くなってきた
体を洗い終えて、湯船に手を浸ける
結構熱い。46度といったところか
丁度親子連れが入ってきた
アンプ「結構熱いですよ」
父さん「野沢温泉は結構熱い湯なので、皆加水するんですよ」
とじゃんじゃん水で埋めはじめた
父さん「よし、これで入れるだろう」
私も含め3人同時に入る

43度くらいの湯は気持ちよい
5分ほどで親子連れは上がり、代わりに長州小力のようなおじさんが入ってきた
奥にいた地元の人も帰り二人きり
二人で黙々と出たり入ったりを繰り返していた

30分ほど経って、長州さんも上がり、私もそろそろ上がるかと洗い場で汗が引くのを待っていると、上品なおじさんが入ってきた
服をパッパッと脱ぎ、タオル片手に洗い場に来たと思ったらサッと一杯だけかけ湯して浴槽に浸かったと思ったらすぐ出てパッパッと体を拭いて服を着て出て行った
この間わずか2分

おじさんは何者?
私も慌てて上がってパンツを履き浴場の外に出た


路上駐車している品川ナンバーのベンツの運転席に乗り込んだおじさん
助手席には奥さんと思しき女性

きっと共同浴場13湯制覇のため、未湯となっていた新田の湯に浸かるために奥さんに頼み込んだのだろう
奥さん「3分で帰ってきなさいよ」
なんて言われたのだろうか

新田の湯
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷4396-1
寸志
6:00〜23:00

丸釜、茹釜、竹伸ばし釜、下釜、御嶽の混合泉
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計1.059g/1kg
pH8.8
泉温77.0℃
無色澄明、強硫化水素臭を有する
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン203.7mg
カルシウムイオン87.0mg
硫酸イオン529.0mg
炭酸イオン15.0mg

県道38沿い。道はよく整備されている
駐車場はなし