長野県と新潟県のもう一つの県境、小谷村
ここには個性的な湯が湧いている

今日は姫川温泉へ



ND「コノハシ コワイ」
木橋だろうか?確かに怖いが実はその先がもっと怖い




写真では中々わかりにくいが、うねりまくった踏切
車高の低い車だと底がつかえて立ち往生するのではないか
NDちゃんも大事を取って斜め進入

踏切を越え、温泉街の入り口へ



おお!これがかの有名な温泉垂れ流しの崖か
これだけ見ても湯量豊富なのが見てとれる



一湯目に選んだのは朝日荘
大きい建物でんな



平日の昼前、ロビーは閑散としている

「ごめんくださーい」
奥から女将さんが出てこられた
「入浴は1時間以内でお願いしますね」
私以外客がいないのに、そんなこと言うのもナンセンスだよなと内心思いながら風呂へ


風呂へは階段をどんどん降りていく
もうすぐ風呂のフロアというところで


む、階段の脇が岩になっておるぞ

脱衣所に入る




なんと一面は岩
なんでも河原に湧いていた湯のところに湯船を作ったのだとか



さて、風呂とご対面



おお!これはすごい開放感!
ここは混浴なのだが、平日ということもありこの大きな風呂を独占



女性入口側から
大きな岩がせり出しており、混浴とはいえおのずと男女が分かれるようになっている



この大きな風呂を支える湯口
打たせ湯のように高いところからドバドバ投入
さすが湯量豊富な姫川温泉



湯口直下に陣取る

甘い匂いにキシキシした浴感
成分分析表を見ると塩化物泉だが、味は塩味というより金気味の複雑系
これは良い

ひとしきり堪能した後、続いて露天風呂へ



露天風呂への入り口はフロントのある一階まで戻らなくてはいけない
入り口の脇には何故か列車の時刻表



本数が少ないから、お風呂に夢中になって乗り過ごさないように貼っているのかしら

露天風呂へ向かう



男女別になっている



おっ!



おお!
お互い丸見えの相互確証破壊
眼前には川、そして廃線になるとかニュースを見たことのある大糸線
なるほど、列車の通過時間を貼っていたのか
あ、列車の間隔が1時間以上あるから、長湯で粘るお客さんが多いのだな。だから1時間以内でお願いしますと女将さんが言ってたのか
これで全て合点がいった

朝日荘のおかげで、姫川温泉のことを大変好きになってしまったのでした

朝日荘
長野県北安曇郡小谷村北小谷9922-3
0255-57-2301
600円
時間不明

姫川温泉
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)
(低張性・中性・高温泉)
成分総計1.792g/1kg
pH6.4
泉温54.4℃
ほとんど無色澄明、微塩味・微硫黄味・微硫化水素臭を有する
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン269.2mg
カルシウムイオン81.1mg
塩化物イオン350.1mg
炭酸水素イオン495.2mg
遊離二酸化炭素334.7mg

本文中にもある通り、国道から入ってからが正念場。特に踏切は車高低い車注意
駐車場は10台分