長野に転勤してから、温泉逍遥さん、太宰楼さんに加えてもう一つ参考にしているブログがある
そこの評を見て、次に選んだのが休暇村乗鞍高原
なんでも炭酸水素塩泉の名湯だとか



平日の昼間なのに結構な台数が駐車している
しかも大阪、神戸、岡山と遠方のナンバーが目立つ



受付で700円を支払い、浴室へ向かう



結構奥の方にあるのね
二つの長い廊下を渡りようやく到着

脱衣所は人の気配がない
これはもしや独占?

いざ、浴室へ
独占!えっ?




鼻がもげそうなくらいの強烈な塩素臭

これが名湯なのか。嘘つき

気を取り直して露天風呂へ



こちらも循環
しかもブンブンアブちゃんが嬉しそうに飛び回っている


内湯に逃げる
700円払ったから早々には上がれない



源泉は悪くない、というか個性の塊
茶色い析出からも分かる通り金気の強い低温泉
しかも炭酸が多く含まれており、口に含むと鉄の味に加えて明瞭な炭酸の甘い味がする

なぜ客が少ないのにこんなに塩素をぶち込む必要があるのだろう

せめて一つ源泉槽を作ってくれればいいのに



湯ざわりは、これも意外やキッシキシ
手が滑らずギギギと肌に引っ掛かるくらい
遊離炭酸は加温で飛び散っており、主成分の硫酸イオンの仕業ではないか
それが、硫酸イオンは一桁しかない。一桁というのはこれも珍しい。
炭酸水素イオンが1,000を超えているのも珍しいが、だったらこの湯ざわりはなんなのだろう

湯は個性的なのに、湯づかいが酷すぎる
休暇村という関係上、衛生管理はきちっとしなければいけないのだろうが、これまで掛け流ししかなかった乗鞍高原温泉の中で、ここを選ぶ理由が全くないではないか

湯から上がり、脱衣所に戻る
涼もうと扇風機を付ける



私一人しかいないのに、扇風機の首を固定できないようにポッチを外している

どこまでもポンコツだな。二度と行くもんか

休暇村乗鞍高原
長野県松本市安曇4307
0263-93-2304
700円
11:00〜16:00

乗鞍高原休暇村温泉
カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
(低張性・中性・低温泉)
成分総計1.930g/1kg
pH6.6
泉温25.0℃
ほとんど無色澄明、微炭酸味、微鉄味を有す
主要成分(1kg中)
マグネシウムイオン63.2mg
カルシウムイオン169.0mg
炭酸水素イオン1,014mg
遊離二酸化炭素511.2mg

県道84号をひたすら登る。道に不安はないがローディに注意
駐車場は余裕の100台体制