本日も快晴、というか猛暑日
こんな日の湯巡りはぬる湯巡りにしましょうよ

まず最初に向かったのは、松代にある加賀井温泉
去年も訪れたのだが、まん防か何かで長野県外の人は入浴お断りだったのだ
2年越しの夢叶う


今日も雲ひとつない快晴
関東の方では各地で40度超えの猛暑日



受付に行くと、女将さんに初めてか尋ねられる
初めてですと伝えると、女将さんは日傘を持って出てこられ、施設を一つ一つ説明してくれる

一番最初に言われたのが撮影禁止。これでまたネットから写真を拝借して説明しよう



(ネットより)
湯小屋の隣にあるのが源泉井戸
炭酸とともに大量の源泉が噴出している



(ネットより)
ゴフォッ、ブシャッ、という音と共に溢れ出す様は、岐阜のひめしゃがの湯を彷彿とさせる

女将さんは湯のサウンドに負けないよう、小型のハンドマイクを取り出し、更に説明を続ける
「このお湯は家のお風呂だと入浴剤200袋入れたくらいの成分が濃い温泉ですので、石鹸は泡立たないのです」
「でも、沢山炭酸が入ってますから、首から下はお風呂に浸かっているだけで綺麗になりますよ」
「内湯はこの源泉が川のように流れてますから、まずは湯尻でかけ湯をして、上がる時は湯口の方は透明なお湯ですから、そこから上がると掛かり湯したように綺麗になりますよ」

おお、なんというわかりやすい説明
なんだかありがたくなってきましたよ
後で知ったのだが、以前はこの説明、大旦那がしていたそう

説明が終わり、まずは内湯へ



(ネットより)

なんという渋い佇まい
プールのような細長い内湯は、温泉成分由来の析出が見事な造形を誇っている



(ネットより)

そして、人が踏むであろう浴槽周辺は綺麗に析出を削ってくれている。これは良い



(ネットより)
まずは教わったとおり、湯尻でかけ湯をして静々と入る



(ネットより)
説明通り、源泉を大量投入しているおかげで、さながら川のように湯口方向から湯が押し寄せてくる
これは気持ちいい
湯温は38度くらい。湯ざわりはキシキシ

続いて露天風呂へ
混浴だそうだが、私が訪れた時は地元の先輩が二人おられるだけだった



(ネットより)
浴槽は二つに分かれており、写真右が内湯の排湯が混ざる38度の湯。左が非加熱源泉を使った35度のぬる湯

左の方がめちゃくちゃ気持ちいい。これなら何時間でも入ってられるぞ

湯口から源泉を掬って飲む
ぐええ、しょっぱくて、炭酸の甘さと金系のえぐさがする激マズ湯じゃないか
これまたひめしゃがの湯そっくりだ

地元の先輩と色々な話をした。山の話、令和元年の台風19号の話、ウグイスの話

あっという間に1時間半が過ぎる

先輩「にいちゃんまたおいでよ!」
アン「はい!必ず!」

久しぶりににいちゃんと呼ばれ、ちょっとウキウキして風呂から上がった

加賀井温泉一陽館
長野県長野市松代町東条55
026-278-2016
400円(1時間半)
8:00〜19:00

含鉄(Ⅱ)-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(高張性・中性・温泉)
成分総計12.97g/1kg
pH6.3
泉温40.8℃
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン2,152mg
カリウムイオン294.1mg
マグネシウムイオン293.3mg
カルシウムイオン1,215mg
鉄(Ⅱ)イオン24.3mg
塩素イオン5,345mg
硫酸イオン306.7mg
炭酸水素イオン1,708mg
メタケイ酸184.4mg
メタほう酸880.0mg
遊離二酸化炭素728.5mg

松代町の外れ。道に不安なし
駐車場は7台分