のっけから汗だくで声がうわずっている
「ぜえぜえ、冷たい温泉をください…」
次こそは!とやってきたのはもっと上にある神乃湯。胸突き八丁の急坂は丁寧に走らないとリップや底を擦りますぜ
到着!街から1キロと離れていないのに、とても山深く感じますね
受付には今風の可愛い女性。クスッと笑いながら
「たいへん暑そうですね」
私はニンマリ笑って「こんな暑いさなかに湯巡りしてるんです」
豆粒のような汗を顔いっぱいにかいているおじさんにもお愛想を言わなくちゃいけないんだから、接客業というのも大変です
奥に進むと、一度建物から出る構造になっている
神乃湯は離れにあるのです
早速浴室へ
大きな浴槽は加温槽
そして一人サイズの浴槽、そうですこちらは源泉槽
真っ先に源泉槽へ飛び込む
あばばば、おごごご
これは気持ちいい!
20度くらいの冷鉱泉。どんどん生気がみなぎってくる。確かにこれは神乃湯だ
糸のようにちょろちょろとかけ流されている源泉を掬って飲む
宮乃湯同様酸っぱいが、鉄の金気味とアルミの収斂味も明瞭だ
張られている源泉も、鉄由来の赤い湯の花が大量に舞っている。湯ざわりはめっちゃキシキシしている。これぞ硫酸塩のチカラ
もうね、大興奮
加温槽と源泉槽の交互浴
源泉槽が一人サイズなので、同浴となったおじさんと交代で交互浴する。これどこかでやったよな、あ!大阪の山空海温泉だ
珍しく1時間以上入ってしまった
これは名湯。大変お気に入りの湯となったのでした
神乃湯
長野県諏訪郡下諏訪町社7083
0266-27-5526
800円
10:00〜21:00
毒沢鉱泉
酸性・含鉄-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉
(低張性・酸性・冷鉱泉)
成分総計1.5092mg以上/1kg
pH不明
泉温2℃
主要成分(1kg中)
アルミニウムイオン120.0mg
鉄(Ⅱ)イオン132.4mg
硫酸イオン1,107mg
※宮乃湯と同じ源泉名だが、湧出元は違う模様
宮乃湯から更に奥に進む。本文にあるとおりかなりの悪路&離合困難な幅員のところもあるので注意
駐車場は10台分ほど。ここも坂にあるのでエアコンかけたままだと入れるのに難渋した