天狗岳からの下り


「下り最速伝説!それっ!」
義経の八艘飛びよろしくぴょんぴょんと岩を飛び移るおじさん
グキッ!
「うがが!」
好事魔多し
左の足首を捻ったでぇぇ!!


というわけでびっこをひきながら下山
Sさん迷惑かけてごめんなさい


必死のパッチでみどり池まで戻ってきた
遥かに見えるのが天狗岳
2時間前まであのてっぺんにいたのか

麓まで戻り、NDちゃんと再会
なんかべっちょり虫が付いてるわよ
ND「ハヤクアラッテ!タマゴウミツケラレタ!」
綺麗な蝶々だったらいいね
ND「ハエ!ハエ!チイサイハエ!!」

パニくるNDちゃんを相手にせず、汗を流しに稲子湯へ向かう



ほう、昔の小学校みたいな味のある建物ね
ここはバス停にもなっているらしく、5人組の学生さん、4〜5人のおじさんがいた。タイミング的に彼らと風呂場でかち合わなくて良かった



正統派の昭和な受付
650円を渡して浴場へ


薄く褐色に染まる湯
先客は源泉を足さなかった模様
そう、稲子湯は冷鉱泉の沸かし湯なのです

アンプ「ぐいぐい」
まずは源泉投入口のバルブを開放しましょう



じょぼぼぼ!
8度!のちめたい冷鉱泉がどんどん湯船を埋めていく



湯壺を観察
硫黄成分で真っ白じゃないか。これは綺麗
バルブから源泉を掬って飲む
うわ!炭酸の甘苦い味と硫黄のタマゴ臭がぷんぷん!

これはよろしおまんな!

私とSさんで独占していると、青年が一人入ってきた
アン「どちらから来はりましたん?」
青年「上野村からです」
アン「なんと!!」
上野村とは浅からぬ縁のアンプさん、青年の話を聞く。
2年前に都内から移住して、林業に就いているとのこと。十石峠が通れるようになったのでバイクできたこと。そうですかそうですか
神流川の鮎はたいへん美味しいので、是非食べてください
すっかり仲良くなったのでした

こうして今回の山温泉旅は終了
次の山温泉はどこを目指そうか

稲子湯旅館
長野県南佐久郡小海町稲子1343
0267-93-2262
650円

稲子湯源泉
含硫黄-二酸化炭素-単純硫黄冷鉱泉(硫化水素型)
(低張性・弱酸性・冷鉱泉)
成分総計1.364g/1kg
pH4.96
泉温8.1℃
主要成分(1kg中)
遊離二酸化炭素1,207mg

麦草峠のR299から一本入り、K480を進む。道路の案内に従って行ってください
駐車場は旅館前に5台分。そのほかにも沢山あるようです