大塩温泉をもう一つ
温泉街にある対冨館へ



元々旅館業を営んでいたが廃業
そこを定年した息子さんがリノベーションをして予約制でランチや夜の会食をしている。勿論食事をしたお客さんはお風呂に入れる
また、写真の通り18時から21時まで立ち寄り湯も受けている

今回は予約していなかったので、まずは偵察



手前の黒い建物がリノベーションした部分で、奥の薄緑色の建物は元々の旅館本体

真新しい引き戸を開ける



真新しい室内はたいへん良い雰囲気

ごめんくださいと声をかける
入り口すぐの帳場にご主人が座っていた
アンプ「あの、完全予約制とは聞いているのですが、できれば今からお風呂つかわせてもらえませんか?」
ご主人「うちは源泉が温いんで…」
アンプ「35度くらいですよね」
ご主人「お詳しいですね」

ここから如何に自分がぬる湯好きかを熱心に語ったところ、予約していなかったが入らせてもらえることに。ありがたや

ご主人に案内されて内湯へ




これは可愛い!
そして甘い石膏の香り

大小二つの内湯
大きい方が源泉掛け流しのぬる湯



37度くらいの長湯仕立て
これが気持ち良いのなんの
共同浴場の源泉と違うらしく、湯ざわりはキシキシの正統派硫酸塩泉
(成分総計が1gを超えていないので単純温泉と区分されているが、硫酸イオン300mg超は一線級の数値)
窓の外は椎茸の栽培でもするのだろうか、クヌギの木を組んでいた
話が脱線するが長野はキノコ王国



この分厚い生椎茸6個入りが148円
もう毎食キノコ食べてます

さて、続いて小さい方の風呂



こちらは42度くらいに加温されている
私が入るとざんざのオーバーフロー
その湯が隣の大きい方の湯船に入る
これはいい



(湯口)

こうして感動の飛び込み入浴を果たしたアンプさん
上がってから玄関先でご主人と温泉のお話を伺う
アンプ「ところで、失礼ですが対冨館ってなんと読むのですか」
ご主人「たいふかん、と読みます」と言い、続けて山の方を指差し、
「あの山は鹿教湯富士という山なのですが、あの山に向かって建っているので対冨館というのです」
成る程

次は必ず予約して来ることにしよう

対冨館
長野県上田市西内769-7
0268-44-2729
500円
18:00〜21:00

大塩温泉源泉
単純温泉
(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
蒸発残留物0.604g/1kg
pH7.78
泉温32.6℃
主要成分(1kg中)
硫酸イオン302.8mg

大塩温泉の最深部、旭館の向かい。夜は暗くて心細くなるが頑張って!
駐車場は5台分ほど

あっ!おまけ



こんな張り紙してた!